アリス マッドネス リターンズ
『アリス マッドネス リターンズ』(Alice: Madness Returns)は、2011年7月21日にエレクトロニック・アーツより発売されたダークテイストなアクションアドベンチャーゲーム。アメリカン・マギーのプロデュース下、中国上海の麻辣馬によって開発された[4] 。 ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を原作とした前作、『アリス イン ナイトメア』の続編。前作の物語の発端となった火災の真相に迫る続編となる。 前作と異なり、日本語版『アリス マッドネス リターンズ』では吹き替えは採用されなかった。 製品の購入者には前作の『アリスインナイトメア』の北米版を無料でダウンロードできる特典が付いた。 物語火事で家族を亡くし、心の傷から重い病を患い、当時の記憶をも失したままラトレッジ精神病院で長い年月を過ごしていたアリスは、治療によって徐々に精神の安寧を取り戻し遂に退院の時を迎える。しかし、未だ不気味な幻覚に悩まされ続けていたため、身元引受人兼新たな主治医となるロンドン在住の医師バンビー氏の元で、住み込みで働きながら治療を受け続けていた。 その後、家族を襲った悲劇のあの火事がただの事故ではなかったことを知ったアリスは、再び暴力と無秩序の吹き荒れるワンダーランドへと足を踏み入れてゆく。彼女の血と狂気に塗れた冒険は徐々に現実世界のロンドンにまで拡大していき、空想世界と現実世界がアリスの精神の中で激しく交錯していく。 その中で、突きつけられていく数々の残酷な真実に傷つきながらも、記憶を取り戻して真実を突き止め、そして荒れ果てたワンダーランドを再びこの手で救う為に、アリスは戦いへ身を投じるのであった。 登場人物→「アリス イン ナイトメア」も参照
今作からの登場人物
おもちゃ前作に比べるとおもちゃ(武器)の種類こそ減ったものの、それぞれの役割が明確になった。おもちゃは敵を倒したり、オブジェクトを破壊すると出てくる歯を集めることで強化することが出来る。
続編の開発中止とその経緯について続編はAlice: Asylumというタイトルで開発が進められ、2021年10月31日のリリースを予定していた[5][6]。 しかし2023年4月、アメリカン・マギーは自身のTwitterアカウントでAlice: Asylumの開発が中止となり、自身もゲーム開発から引退すると告知した[7]。マギーはその経緯についてコンテンツ制作者支援サイトPatreonの個人ページで、「アリス」シリーズのIPを保有するエレクトロニック・アーツからの資金提供が受けられず、またIPの買取も拒否されたために開発を断念せざるを得なかったこと、もはや万策尽き、気力も失われてしまったために引退を決意したことなどを語った[8]。 なお、Alice: Asylumのアートワークや語られないままとなった物語の結末については、マギーが同サイトに作成した「Alice Asylum Design Bible」で公開されている。 脚注
関連項目外部リンク |
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