アラスカ・チグニック地震
アラスカ・チグニック地震(アラスカ・チグニックじしん、英語: 2021 chignik earthquake)は、2021年7月28日、現地時間22時15分49秒(UTC-9)にアラスカ半島南東部で発生した巨大地震である。 概要USGS(アメリカ地質調査所)によると、この地震のモーメント・マグニチュード(Mw)8.2であり、NOAA(アメリカ海洋大気庁)によって津波警報が発表され、後に解除された。この地震の後には、Mw5.9、6.1、6.9の三つの余震が発生した。この地震は1965年のラット地震以降、米国で最大の地震である。 北アメリカプレートと太平洋プレートの境界にあるベーリング海と太平洋に挟まれた海溝である。 アラスカ半島沖には、アリューシャン海溝があり、そのアリューシャン海溝によって引き起こされた海溝型地震である。この地震の震度は改正メルカリ震度階級でVII(非常に強い)であった。2020年7月起きたマグニチュード7.8の地震がこの地震の前身であるとUSGS(アメリカ地質調査所)が発表している。 津波この地震によって、2.62 mの津波が発生した。地震発生から5分後にNOAA(アメリカ海洋大気庁)が津波警報を発令した。1時間45分後に津波警報は津波注意報へと引き下げられ、地震発生から3時間後に解除された。コディアック島のオールドハーバー市で42.7 cmの津波を観測した。カリフォルニア州のセントラルコーストのアビラビーチでは40 cmの津波サージが測定された。 津波は、日本でも観測された。気象庁は、地震発生当日の15時24分に「遠地地震に関する情報」として「日本への津波の有無を調査中」と発表し、同日18時02分には、「日本沿岸で若干の海面変動あり」として情報を更新した[1]。 出典
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