アミーナ・グリブ=ファキム
ビビ・アミーナ・ファードース・グリブ=ファキム(英語: Bibi Ameenah Firdaus Gurib-Fakim、1959年10月17日[2] - )は、モーリシャスの生物学者、政治家。第6代大統領を務めた。「Gurib-Fakim」は出生時の姓「Gurib」と、結婚した男性の姓「Fakim」から成る二重姓であり、前者は片仮名では「ギュリブ」とも書かれる[3]。 経歴ハセンジ・グリブとファードース・ダーゴヒーの子として、スリナム村に生まれる。プレーヌ・マニャンで育ち、セント・パトリスの小学校を卒業。高校卒業後はイングランドに渡り、1983年に化学の学位を得てサリー大学を卒業。エクセター大学で有機化学の博士号を取得後の1987年に帰国し、モーリシャス大学に勤務した[4]。 その後、モーリシャス研究審議会研究部長[5]、モーリシャス大学理学部長、同大学副学長、国際科学会議連合アフリカ地域事務所長[6]を歴任。また、CIDPリサーチ・アンド・イノベーションの社長として、モーリシャス固有の植物の医学的・栄養学的効用の研究に没頭した[7]。 2014年12月、レペップ連合の大統領候補に選ばれた。2015年5月29日にカイラシュ・ピュリャグ大統領が辞任すると、アヌルード・ジュグノート首相とポール・ベレンジャー野党院内総務の双方がグリブの指名を積極的に歓迎したことから、国民議会において全会一致で大統領に指名された。同国の元首に女性が就いたのは大統領制導入前のエリザベス2世と、2012年と2015年に大統領代行を務めたモニーク・ベルポーに次ぐ3人目であり、正式な大統領に就任したのはファキムが初である。2016年、ファキムがNGOから提供されたクレジットカードを流用し、宝石や洋服など最大2万6000ドル分を私的に購入した疑惑が地元メディアに報じられ、2018年3月17日に大統領辞任を表明(23日に退任)[8]。 人物1988年に外科医のアンワル・ファキムと結婚し、1男1女を儲けた。カトル・ボルヌに親や夫、子供と暮らす。 栄典勲章その他
脚注
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia