アブサンウイロイド科

アブサンウイロイド科
分類
階級なし : Subviral agents
階級なし : ウイロイド Viroids
: アブサンウイロイド科
Avsunviroidae

本文参照

アブサンウイロイド科三種の提案されている二次構造。上からアボカドサンブロッチウイロイド、モモ潜在モザイクウイロイド、ナス潜在ウイロイド

アブサンウイロイド科(Avsunviroidae)は、ウイロイドの科である。2018年現在では3つの属、計5種が含まれる[1]。246から375の長さのRNAゲノムで構成されている。一本鎖の円形で、分子内塩基対を持つ。全てが保存中央ドメインを欠いている。

ポスピウイロイド科と違って共通配列を持たないため、検出には逆転写ポリメラーゼ連鎖反応ではなく古典的なポリアクリルアミドゲル電気泳動が必要である。また、ポスピウイロイド科と違って宿主範囲も非常に狭い(例として、キク退緑斑紋ウイロイドキクなどキク属数種にのみ感染する)。

複製

複製は、植物細胞葉緑体の中で起こる。複製の主な特徴としては、ヘルパーウイルスを必要とせず、タンパク質はコードされない。もう1つのウイロイドの科であるポスピウイロイド科と異なり、アブサンウイロイド科は、対称なローリングサークルで行われると考えられている。一方のRNA鎖が鋳型となり、RNAポリメラーゼIIでもう一方のRNA鎖を形成する。新しいRNA鎖は、リボザイムの働きによって切断され、環化される。複製の起こる場所は未知であるが葉緑体と考えられ、マグネシウムイオンを必要とする。

構造

ヘアピンループや分岐を持つ棒状の構造をしていると予測されている。

分類

出典

  1. ^ ICTV Online Report Avsunviroidae”. 2022年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ2018年5月3日閲覧。

 

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