アイギーナの予言
『アイギーナの予言』(アイギーナのよげん)は、ビック東海が1986年11月21日に発売したファミリーコンピュータ用のアクションゲーム。 1986年にエイブルコーポレーションより発売されたアーケードゲーム『バルバルークの伝説』の続編にあたる。欧米では1988年にコモドール64に移植された。ファミリーコンピュータ版の音楽は蓮谷通治が担当しているが、コモドール64版ではティム・フォリンが担当している。 当初のタイトルは『ヘリオスの予言』だったが、1986年6月16日に発生した海洋調査船へりおす遭難事故を受けてタイトルを変更した[3]。 ゲーム内容システムプレイヤーは主人公である考古学者のジェイソンを操作してバルバ地方にある五つの遺跡を探索、秘宝「オーラスター」を探し出し、ゲームタイトルにもなっている古代バルバの王(ギラム)・アイギーナの予言した地球への彗星の衝突を防ぐ。 残機制であり、ジェイソンが敵に接触したり溶岩に落ちたりするとミスとなり残機を失う。残機がなくなるとゲームオーバーとなる。 アイテム
コンティニューミスにより残機が0になりゲームオーバーになっても、何度でもコンティニューが可能。その際、ダンジョンから追い出され、最初のフロアからのやり直しとなる。 また、第2ダンジョン・ガザの森以降に出現する「お告げ所」で得られるパスワードを控えるとことで、電源を切っても継続プレイが可能。しかし再開の際に間違ったパスワード入力を繰り返すと、「お告げ所」の老人の態度が次第に悪くなっていく。1回目は「おろかもの!」と注意され、2回目は知らんぷりされるだけだが、3回目ではモヒカン頭にサングラスをかけたばこを手に持ちヤンキー座りをした反抗期の不良の姿になる。さらに間違うと「ばくはつ」しゴジラのような怪獣の姿となり無限に火を吹き始めて、ゲームは一切の操作を受け付けなくなってしまう。こうなるとリセットが必要になるが、ゲームの再開自体には影響ない。 ただし、ゲームクリア寸前にある行動をとってしまうと、すべてのアイテムが没収され、最初のダンジョンからやり直しになってしまう(つまりゲームスタート直後の状態に戻ってしまう)トラップが存在する。これはゲームオーバー扱いではないためにコンティニューは不可能で、最後にパスワードを控えた地点からやり直す必要がある。 ストーリー紀元前9999年、地球は突如として接近した暗黒彗星によって滅亡の危機に瀕した。残された人類はオーラパワーによって脱出し、その力を星形の石に封じ込め、5つに粉砕して予言とともに埋め込んだ。 そして紀元前5005年、地球に再び暗黒彗星が接近する。青年考古学者であるジェイソンは、バルバ地方の遺跡内より偶然にも予言書を発見する。ジェイソンは地球を救うべく不思議な石を集める旅へと出る。 舞台オーラスターはバルバ古代神殿跡を除くバルバ地方の5つの遺跡に隠されている。ジェイソンはこれらの遺跡でオーラスターを探索する。遺跡はザコ敵の出現する部屋と固定の敵コズンデールが配置されている炎の部屋、オーラスターの隠されている隠し部屋からなっている。部屋から部屋へ移動するには一定数の雑魚敵を倒す必要があるが、ジェイソンは武器を持っておらず、遺跡内のトラップ「シューター」を起動させたり数少ないアイテムを使用して敵を倒し先へ進む。シューターは使い切ると部屋から出るまで復活しないため、効率的に使用しないと進めなくなる。なお最後の部屋だけは、事前のフロアに隠されているか、「ほこら」で商売人が売っている「魔法の鍵」を予め手に入れておかないと、いくら敵を倒しても出口が開かない。
キャラクター雑魚敵
オーラスターの守護獣オーラスターの守護獣は巨大であり、倒せない。
評価
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り19.75点(満30点)となっている[1]。
脚注
関連項目
外部リンク |
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