せんだい短編戯曲賞(せんだいたんぺんぎきょくしょう)は、公益財団法人 仙台市市民文化事業団が管理・運営する小劇場である、「せんだい演劇工房10-BOX」が主催する戯曲の賞。
一過性の懸賞制度に留まらず、高校演劇等のさまざまな機会に上演可能な、コンパクトで優れた作品の発掘を目指して、2012年に設立[1]。
一人一作品で日本語による戯曲で、応募年の2年前の3月11日以降に執筆され、概ね60分以内で上演可能であることが条件。既発表・既上演の作品についても応募可能であるが、同時期の他の賞との重複応募や、過去に入選歴がある作品の応募は出来ない。最終候補作を選出したのち、大賞作品を決定。大賞を含む最終選考作品は1冊の戯曲集として出版される。[2]
受賞者・受賞作品一覧
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年 |
回 |
大賞 |
最終選考作品
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2013
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1
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横山拓也 『人の気も知らないで』(副賞40万円) [注 1] 綾門優季 『止まらない子供たちが轢かれてゆく』(副賞10万円)
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石神夏希『アマゾン』 オノマリコ『三月十一日の夜のはなし』 カゲヤマ気象台『耄碌車リン軸ヂャヤ』 川津羊太郎『目病み猫と水のない水槽』 工藤千夏『パーマ屋さん』 佐藤茂紀『この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?』 西史夏『三月の葡萄』 古川健『親愛なる我が総統』 三井快『Zero Plus(0+)』
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2014
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2
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川津羊太郎 『街に浮遊する信号器』(副賞25万円) 西史夏 『ナイト・ウィズ・キャバレット』(副賞25万円)
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粟飯原ほのか『あしたにつづく』 伊地知克介『写真館と鳥たち』 坂本鈴『女2(29)会社員』 島田聖樹『「最後の晩餐」らぷそでい』 菅井菅『遠ぐでクラクション』 冨田啓介『同じ床の上』 中村賢司『指先から少し血が流れ始めた』 ハセガワアユム『いつも心だけが追いつかない』 三谷智子『NO REGRET NO LIFE-朝顔-』 吉田小夏『Butterflies in my stomach』
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2015
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3
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綾門優季 [注 2] 『不眠普及』(副賞50万円)
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石田聖也『ノクターン』 大迫旭洋『2』 刈馬カオス『誰も死なない』 國吉咲貴『路上芝居』 くるみざわしん『振って、振られて』 小佐部明広『ともこのかげ』』 山下由『アラル』 山本彩『蔓延ル緑』
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2016
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4
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柳生二千翔 [4] 『ささやきの彼方』(副賞30万円) 藤井颯太郎 『ミルユメコリオ』(副賞20万円)
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上野友之『Nice to meet you, My old friend』 小塩大輔『消えない面影-すべては言えないままで』 國吉咲貴『隣の隣人』 くるみざわしん『奪われた止まり木』 佐藤雄貴『遺書の朗読会』 武重守彦『銀河鉄道の夜-ミヤザワケンジ・モディファイド-』 田中寛人『東京から遠く離れて』 西野勇仁『珈琲豆と機関銃』 原田ゆう『私、洗濯機をさらいにいくわ』 三浦雨林『或夜の感想』
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2017
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5
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大竹竜平 [5] 『タイトルはご自由に』(副賞30万円) 鈴木穣 『ひみつ箱』(副賞20万円)
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塩見敏弘『需給・熱病・剥落したのは夏の空』 高石紗和子『盲聾 〔Blind and Deaf〕』 土橋淳志『メイド・イン・ジャパン』 寺戸隆之『歩』 中條岳青『地下室でおやすみ』 古川大輔『海から来た人』 松岡伸哉『おあいこ』 南出謙吾『晴れ間』 吉永輪太郎『冗談』
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2018
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6
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ピンク地底人3号 [6] 『わたしのヒーロー』(副賞50万円)
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いしざざみな『私の帰る処』 大迫旭洋『そのころ』 笠木泉『家の鍵』 河合穂高『海繭の仔』 國吉咲貴『朗読劇』 升孝一郞『×(ペケ)な人々』 三橋亮太『牛乳とハチミツ、ゆれる三日月を喰みる』 山本タカ『プールサイドの砂とうた』 山本正典『一人多い家族』
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2020
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7
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刈馬カオス[7] 『異邦人の庭』(副賞30万円) 北島淳 『春の闇』(副賞20万円)
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大西弘記『風の奪うとき』 尾崎太郎『おかえり』 里部あずみ『御無沙汰』 鈴木アツト『3℃の飯より君が好き』 鈴木穣『あいがけ』 寺戸隆之『江戸の赤シャリ』 中島梓織『夏眠/過眠』 桝形浩人『あのね、ラムネ岩のね』 升孝一郎『おらいのゴッホさん』
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2022
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8
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河合穂高[8] 『黄色の森』(副賞50万円)
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荒井正樹『揺レて、ゆれて』 ウラノタツヤ『なんもないなんてないのかな』 大西弘記『浮雲兄弟』 小粥幸弘『そこを、もっと、深く掘れ』 金哲義『タンデム・ボーダー・バード』 私道かぴ『脱げない』 藤原達郎『説明する女』 三橋亮太『花の咲かない原因と対策』 山村菜月『満ち足りた生活』
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2024
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9
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三橋亮太[9] 『桃を朝にガプリ』(副賞25万円) 山村菜月 『第三者視点』(副賞25万円)
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大池容子『かがやく都市』 岡本拓也『家は続く』 木山梨菜『アイスクリームワンダーランド』 筒井加寿子『朗読劇Mの航跡』 桝形浩人『灰泥イルカラクルカライル〜十円易者の残像〜』 南出謙吾『よわぶくみの大志』 向井里穂子『粼々』 村上愛梨『また明日のない教室で』 村野玲子『あしたはどっちだ』
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最終選考会・選考委員
- 相内唯史(インディペンデントシアター)、岡田康之(りゅーとぴあ)、小室明子(NPO法人コンカリーニョ)、木元太郎(こまばアゴラ劇場・アトリエ春風舎)、平松隆之(うりんこ劇場)[注 3][1]
- 相内唯史、岡田康之、木元太郎、澤藤歩(KAAT神奈川芸術劇場)、平松隆之
- 相内唯史、岡田康之、木元太郎、澤藤歩、平松隆之
- 相内唯史、木元太郎、萩原麗子(京都芸術センター)、平松隆之、山本清文(あかがねミュージアム)
- 相内唯史、木元太郎、斎藤ちず(生活支援型文化施設コンカリーニョ)、平松隆之、山本清文
- 相内唯史、木元太郎、斎藤ちず、平松隆之、山本清文
- 岩﨑きえ(舞台芸術制作室 無色透明)、木元太郎、斎藤ちず、竹下士敦(公益財団法人神戸市民文化振興財団)、平松隆之
- 岩﨑きえ、竹下士敦、鳥井由美子(わが街の小劇場)、平松隆之、藤谷真由美(NPO法人コンカリーニョ)
- 岩﨑きえ、太田真介(NPO法人コンカリーニョ)、竹下士敦、鳥井由美子、吉川剛史(穂の国とよはし劇場PLAT)
脚注
注釈
- ^ 副賞の賞金総額は50万円、大賞が複数の場合は選考結果により賞金額が決まる(募集要項より)。
- ^ 第1回大会に続き、2回目の受賞。
- ^ せんだい短編戯曲賞は、応募した劇作家が日本各地の制作者・プロデューサーと出会うきっかけを作る事が目的の為、選考委員は各地の劇場関係者が努めている。
出典
外部リンク