さいたま市立大宮国際中等教育学校
さいたま市立大宮国際中等教育学校(さいたましりつ おおみやこくさいちゅうとうきょういくがっこう)は、埼玉県さいたま市大宮区三橋四丁目にある市立中等教育学校。 概要さいたま市は2014年5月8日、市立大宮西高校を2019年4月から完全中高一貫6年制の「さいたま市立中等教育学校(仮称)」に移行して、2017年度をもって高校の新入生募集を停止すると発表したが、一部の在校生や卒業生らから「大宮西高校の伝統が引き継げない」との声もあり、大宮西高校の最後の卒業生となる学年と、中等教育学校の最初の学年が共存できるよう、後に新入生募集停止は2018年度とされた。2020年3月末をもって大宮西高校は閉校となったが、市教委は「学年の差はあるが、1年間でも生徒たちが交流することで大宮西高校が培ってきたものが伝えられるのでは」としている[1]。そして、大宮西高校の卒業生有志が中心となって設置された閉校事業実行委員会が主催する閉校記念行事を、最期の卒業式後の2020年3月16日 - 21日に開催する予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、閉校記念行事は中止または延期となった。また、最期となる卒業式も卒業生の親族が罹患していることが判明したため、一時見合わせとなった。 中等教育学校の発足に際し、旧高校時代の校舎が老朽化していることから、旧校舎を解体し新校舎を建設することになった。旧校舎は4階建てだったが、現在所在地が15m以上の建築物が規制されている高度地区に該当するため、新校舎は3階建てとなり、体育館と正門の門扉(旧高校の創立50周年記念の際に、旧校の同窓会より寄贈)は旧高校の物を継続して使用される。体育館は避難所にも使用されることから、空調機が設置された。 初年度の2019年4月は、中学校1年に相当する学年である中等1年のみでスタートした。中等教育学校への移行に合わせて、校名もさいたま市立大宮国際中等教育学校に変更した[2]。 市内での公立学校の中高一貫教育はさいたま市立浦和中学校・高等学校に次いで2校目となるが、完全一貫教育の中等教育学校の開校は、埼玉県内では国公私立を通じて初となる。 生徒には、本校の英語での名称である「Municipal Omiya International Secondary School」の略称となる「 MOIS (モイス)」と呼ばれている。一部ウェブサイトでは「OISS」との表記もある[注釈 1]が、「MOIS」が正規である。また、国際バカロレア (IB) に認定され、正式にIBのMYPおよびDP認定校となった。 重層の体育館を持ち、2階体育館では授業や部活動等に使用される。1階は柔道場と剣道場がある。敷地内には側ヶ谷戸古墳群に属する稲荷塚古墳がある。 中等教育学校としての校歌は、宮澤新樹(埼玉県内の小中学校の校歌の作詞を多く手掛け、旧大宮西高校の校歌の作詞も手掛けた詩人・宮澤章二の次男)が作詞、タケカワユキヒデが作曲を手掛けた。校歌のサビの部分と歌の三番は英語となっている。宮澤章二が手掛けた大宮西高校の校歌の一部が大宮国際中等教育学校の校歌にも使われている。校章は旧大宮西高校出身の漫画家・あらい太朗が制作した[3]。 校訓
教育課程
設置学科
沿革
行事
CA(部活動)本校では部活動の代わりにCA(club activityの略)が設置されており、創部するCA候補から生徒の投票により行われて決まった。2019年11月に正式に活動を開始した。CAは最終的に15個創部予定である。なお、毎年1つずつ部活が追加される。また、サークルを作ることもできるようになった。 運動CA文化CA著名な卒業生
交通アクセス
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |