ご当地フォルムカードご当地フォルムカード(ごとうちフォルムカード)とは、日本の47都道府県を代表する食べ物や名所、行事等のイラストを印刷した変形ポストカードである。形とデザインが多彩であること、都道府県名が入っており、その都道府県の郵便局のみでの限定販売が基本であることから、旅先からの便りや、コレクションとして、人気を博している。 概要日本郵便株式会社(2012年9月までは郵便局株式会社)のオリジナル郵便関連商品『ポスタコレクト』ブランドの商品として、2009年から2020年までに合計471種類が販売された。(種類数についての詳細は「発売時期と種類数」の項を参照。)累計販売枚数は2019年3月時点で700万枚を超えている[1]。 カードは厚紙製。絵柄に合わせた変形のダイカットカードで、横型タイプが幅170mm×高さ133mm、縦型タイプが幅100mm×高さ170mmのサイズである。絵柄面には、都道府県名がローマ字表記で記載されている。(例外あり、「その他」の項を参照。) 郵便物として国内宛てに差し出す際には定形外郵便物の扱いとなる。国外宛に差し出す際には、変形であるためにそのままでは送れず、四角い封筒に入れて定形または定形外またはグリーティングカードとする必要がある。 当初は、コクヨグループのポスタルスクウェア株式会社が事業を担当していたが、2019年4月からは文具卸業である加藤憲G.R.S.株式会社へ承継された[2]。 2024年7月、すべてのご当地フォルムカードについて、追加生産の終了と、在庫限りでの販売終了が発表された[3] 。 発売時期と種類数ご当地フォルムカードの発売時期と種類数の一覧を以下に示す。 このうち、その都道府県の郵便局のみでの限定販売というご当地フォルムカードの基本に鑑みて、「ご当地フォルムカード 富士山」、および第1弾から第10弾までを合わせた計471種、またはこれに「第10弾エリアセット限定カード」11種を加えた計482種を、ご当地フォルムカードの種類数とすることが多い。
販売個所第1弾から第8弾まで 全国の一部の郵便局で販売されるが、たとえば北海道限定のご当地フォルムカードは北海道内の郵便局で販売され、他の都府県では販売されない。2017年4月現在は1枚185円で販売される。第一弾となった富士山のみは複数の県にまたがって発売されている。 2017-2018限定版 2017年8月17日から2018年9月30日までの限定で全国の一部の郵便局で販売されるが、都道府県単位ではなく、エリア単位で購入できる。例えば、愛知県内の郵便局では、東海エリア(三重、愛知、静岡、岐阜)のフォルムカードを購入することができる。それぞれのフォルムカードにミニカードが付いて250円で販売される。 第10弾 全国一部の郵便局で販売されるが、2017-2018限定版と同様に、エリア単位で購入できる。2017-2018限定版と同様に、それぞれのフォルムカードにミニカードがついて250円、エリアごとのフォルムカードがセットになったフォルムカードセット(限定カード付き、ミニカードは付かない)の2パターンが販売される。第1弾から第8弾及び2017-2018限定版と違い、全国同時に販売されるのではなく、2019年4月から2020年1月まで、エリアごとに発売時期が異なる。2019年4月に関東エリア、2019年7月に東海・北陸・信越エリアと九州・沖縄エリアが販売されている。 歴史
題材の一覧第1弾~第10弾(計470種)北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
長野県
新潟県
富山県
石川県
福井県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
第10弾エリアセット限定カード(計11種)
その他
出典
外部リンク |