えっちゃんのたんぽぽ倶楽部
えっちゃんのたんぽぽ倶楽部(えっちゃんのたんぽぽくらぶ)は、南日本放送(MBCラジオ)で月曜から木曜にかけて現在放送中の主婦向け情報番組である。 当項では、2024年10月4日から金曜日の同一時間帯に放送される姉妹番組、美坂理恵のたんぽぽフライデー(みさかりえのたんぽぽふらいでー)についても述べる。 概要番組名は、主婦のために情報、音楽、話題の綿毛を飛ばしている内容であるため。初代正式タイトルは、「たんぽぽ倶楽部」[注釈 1]で、数年後に「悦ちゃんのたんぽぽ倶楽部」となり、現在のタイトルは3代目で、パーソナリティーの芸名を改名したのを期に変更したものである。初代タイトルの名残で、番組中ではもっぱら愛称の『たんぽぽ倶楽部』を多用しており、正式番組名の『えっちゃんのたんぽぽ倶楽部』が使われていることは、公式での番組タイトル画像以外ではほぼ全く無い[注釈 2]。 番組では、テンション高めに主婦の立場でホンネトークをしたり、リスナーの愚痴交じりのメールに突っ込みで応えたり、ふと突然何気なくぼやきのような呟き[注釈 3]をしている。基本的にコーナーで繋ぐ構成の番組で、スポンサーもコーナーごとに振り分けられている。 オープニングの冒頭などで「たんぽぽ倶楽部」とコールしているのは、鹿児島市の鴨池幼稚園における2000年(平成12年)当時の園児である。 開始以来のプレゼントとして、当番組オリジナルエコバッグ[注釈 4]「popoバッグ」が貰える。当初から2013年(平成25年)度いっぱいまでは、当日12時までに届いた全てのメッセージの中から毎日1名様であったが、2014年(平成26年)4月以降は、後述の週替りクイズに正解した者へ「たんぽぽ倶楽部オリジナルグッズセット」としてステッカーとともにプレゼントされている。2018年(令和元年)11月以降のリニューアル分は、正解者の中から2名様に改められ、二段階に高さを調節でき複数の色のエコバッグが用意されており、カラーラインナップは予め指定されたものが当選者に届く。 本番組のタイトルロゴに関しては、初代に限って今とは違うスタイルとなっている。2代目以降は現在と同じスタイルとなっており、3代目と2009年現在も使われている4代目は、タイトル変更に伴うマイナーチェンジとなっている。 2024年秋のナイターオフ改編で金曜日の放送を取りやめ月 - 木曜の放送となり[1]、金曜日は姉妹番組の「ぽぽフラ」こと『美坂理恵のたんぽぽフライデー』に引き継がれる。 放送時間日本標準時(JST)基準
出演者
コーナー・タイムスケジュール
常時
主に特定の人物か物品を隔週入れ替えで当てるもので、月曜日から水曜日までヒントを出し、木曜日に答えを発表する[注釈 8]。平常時は1週間に1回。 不定期に日替わりで答えるクイズが出される「日替わりクイズDEゲーム」の場合がある。日替わりの場合は、時間帯や合間を縫ってヒントが出されることが多く、正解者の中から数名へのプレゼントが「たんぽぽ倶楽部オリジナルグッズセット」とは異なるものとな[注釈 9]。特に毎年4月の鹿児島県茶業会議所提供の新茶セットが恒例化しており、八十八夜以降に発送している。その場合、クイズの内容は鹿児島県産のお茶関連のものとなっている。複数週連続、日替わりのこともあり、特にお中元とお歳暮の時期に合わせて実施されるプレミアム日替わりクイズDEゲームは、企画当初から複数週連続[注釈 10]での実施である。商品も日替わりで、予め決められた5品の中から選ばれている。日替わりの場合は出される問題も通常とは異なる[注釈 11] 週替りの場合は木曜日の午後0時[注釈 12]が締め切りだが、日替わりの場合は当日の午後0時が締め切りとなる。 10時台
本番組で最初に始まる、冠提供コーナー。国内、海外のイベント情報と、海外のみのおもしろ情報を中心に扱う。 基本的に3本で、時間の関係によっては、2本の場合もある。国内の話題は、最初の1本だけだが、希に2本の場合もある。関西のリサーチ企業から情報を提供しているため、国内の話題は、大阪府、京都府、兵庫県を中心としたものとなっている。 かつて、金曜には「SunSunトピックス」として、翌日にMBCテレビで放送の同社提供の『SunSunクッキング』の予告を放送したが、同番組の終了を共にする形で終了したため、金曜日も木曜日までと同じ内容となった。パーソナリティは番組アシスタントと同じく西上原あい。 ナビゲーターはMBCタレントの女性から1名。
パチンコ店「エムザス」提供で[注釈 13]、通常は一社提供である。リスナーからのリクエストによるちょっと古い音楽を流す。2013年3月まではCHOI-Full MUSICというコーナー名だったが、2013年4月より現在のコーナー名に変更[2]。
南日本放送からのお知らせがある場合のみに、優先的に流している。スポンサーを付けることが出来ないため、普段はコーナー名は伏せられているが、ピンチヒッターが担当している時にコーナー名の言及がたまにみられる。
濵田酒造提供で。10時40分頃から50ニュースの直前までの10分弱、毎回特定の人物から思い出の一曲とその曲にまつわるエピソードを電話で聞くコーナーで、このコーナーで流される海童のCMのBGMと同じものをコーナーBGMとして使われており、海童のCMが変更される度にコーナーBGMも同時に変更されており、ラジオ番組のコーナーBGMとしては非常に珍しく、定期的に変更されている。2009年頃までは海童のCMに使われていない河島英五の『旅的途上』がコーナーBGMだった。 たまに職業、施設、イベントの事を聞くことがある。2008年頃までスポンサー関係のイベントの関係者と話をすることも多く、特にいちき串木野市関係のものが多かった。 2015年(平成27年)10月以降は、一週間のテーマが固定されており、そのテーマの人物が出演する。特にふるさとウィークの場合、対象の地域で頑張っている人々を取り上げるが、ネタ切れ防止のため、二回目以降は取り上げない。 11時台本番組唯一の内包ネット番組。ニッポン放送から。 11時台最初にお便りや曲の紹介等をした後、CMおよび後述のサウンドステッカーをはさんで「テレフォン人生相談です。」の開始アナウンスで始まる。ニッポン放送のページにある放送時間は11:07からとなっているが、放送内容により前後することがある。放送後、テレフォン人生相談を提供している複数社の鹿児島ローカルスポンサーのCMが放送される。このコーナーのみ、スポンサー紹介はCMの後のみ行われる。2014年(平成26年)10月以降、テレフォン人生相談の開始アナウンス前に放送されるCMの後に宮原恵津子が作詞、ジミー入枝が作曲し歌唱したサウンドステッカーが放送される。 radikoのタイムフリー聴取は、当番組自体は対象外だが、開始前のサウンドステッカーや、開始アナウンス、ローカルスポンサーのCMおよび提供読みもMBCにおけるテレフォン人生相談の一部であるため、タイムフリー聴取では配信されない。11時台最初のトークはタイムフリーでも配信される。ちなみに、MBCの番組表ではテレフォン人生相談もえっちゃんのたんぽぽ倶楽部の番組の一部としてみなされている。 ネット番組であるため、権利上、MBCラジオの11時台の奄美大島のコミュニティFMでの再送信は平日の再送信を終了[注釈 14]し、週末のみの放送となった。
鹿児島のガソリン店の協力により、セルフスタンドで10リットル以上入れた場合の1リットルあたりの値段を伝える。
セルモグループ提供。当番組でツブヤキストとして出演している、じみちゃんことジミー入枝があるテーマに沿って1曲選曲するコーナー。このコーナーの前にはジミー入枝作曲のサウンドステッカーが流れる。水曜日から金曜日[注釈 15]まではジミー入枝が当番組のスタッフのため、原則として本人から直接聞き出す。
毎週ひとつの最新企画アルバムとその楽曲を紹介する。NRNのランチリクエストのMBC版であり、そちらのCMを流しているため、コーナーの性質上、ノンスポンサー。
長らくいちき串木野市の日高水産加工が提供されており、一社提供の場合も度々ある。お出かけに役立つ情報を担当者から電話で聞きだす。金曜日は県外からの情報となっている。 金曜日の県外からの情報であるが、基本的に九州地方の情報ではあるものの、朝ワイドシリーズの「行ってみ大使食べ大使」との兼ね合いにより、熊本県はほとんど紹介せず、福岡県に関しては、このコーナーの常連施設の情報が大半となっている。ちなみに、九州地方以外は、数年に一度の割合である。 同じ電話出演コーナーの海童が行くとみんなみんなにありがとうが出演者が予め決めているのに対し、このコーナーに関しては、放送当日になって取り上げるイベントを決めているため、始まる直前にぽぽガールから担当者に打ち合わせの電話を入れることになっている。 当番組のゲスト枠でもあり、ゲストを迎えるときは、ゲストに関連した音楽から先に入る。これは、城山スズメも同様の対応である。当番組のゲストは、楽器の演奏者が中心で、アーティストが中心の城山スズメと差別されている。 かつては毎週火曜日か水曜日には独特のBGMが流れると今井由美子隊長か上之園祐美副隊長[注釈 16]より出かけられたスポットの情報を直接スタジオで伝えたが、後に終了した。ちなみに両者のBGMは別々である。 12時台12時台最初はジングルが流れた後、BGMとともに「お昼になりました。」という声から始まる。
2009年5月に復活したコーナーで、当初は11時台か12時台の初めに放送したが、現在は週に一回ほどのこの時間になっているようだ。 ラジオネーム非公表でリスナーからのつぶやきを流す。
コーナーではないが子供向けの楽曲を主に扱う。リクエストの場合もあり。主婦向けの番組なので、子供のお食事時間に配慮したものと思われる。水曜日は聞きナビの放送時間がほかのぽぽナビのコーナーより長くとられているため、直接つなげることもあり、放送はないことが多い。 なお、このコーナーが始まるときには必ず「一息つきましょう」[注釈 17]の一言を入れる。
本番組唯一の日替わりコーナー。このコーナーの提供は2010年頃からで、MBCラジオにおける平日全ワイド番組のコーナーを通してのスポンサー量の限界を救済するための措置。
トヨタ自動車の一社冠提供で、ニッポン放送がキー局の企画ネット。 MBC版での担当は鶴園直子で、木曜日のみの放送。 第1週、第2週、第5週は展望スタジオからテイクアウトグルメの情報で、県内の飲食店を取り上げ、前半は鶴園が直接お店の内容を、後半は店主から電話で情報を聞き出す。 第3週と第4週は、県内のトヨタディーラーからの中継で、当社のラジオカーで唯一のトヨタ製であるポニー3号が使われる。この場合のトヨタのCMは、訪れたディーラーの専売車種のCMを放送することがある。訪れる予定のディーラーは、前週に告知をするのが慣例となっている。トヨタディーラーの訪問週は、ポニー3号の点検等により、変わる月がある。
鹿児島パールライスが常時提供されており、一社提供の場合もある。前半はひとつの小学校から家族に関する作文を書いた本人が読み上げ、後半はその保護者が電話でインタビューを受ける形で話をする。家族に関するものが多いのは、MBCラジオの「私たちの作文」と区別するためと思われる。 このコーナー自体は1970年代中盤から始まった長寿コーナーで、数々の昼ワイドシリーズに引き継がれている経緯を持ち、前身番組までのタイトルは『パパ、ママ、ありがとう』で、当番組に引き継ぐ際に現在のタイトルに改められ、BGMが追加されるようになった。 取り上げる小学校は数回同じ物が使われる。その小学校の第1回は、校歌を流した後に、本校の職員が学校について電話で紹介する(校長や教頭といった代表者が特に多い)。
ホワイト急便提供。詳しい天気予報をMBC所属のキャスターとして担当している気象予報士とともに伝える。
リスナー自身の個人的な記念日を、祝うというもの。当然、誕生日ものが多い。一時期提供がついていたが現在はノンスポンサー。 過去に放送されたもの
JA鹿児島県経済連提供。10時台のチョイフルの放送終了後の不定期に期間限定で行われるコーナーで、放送期間は3~4週間。 鹿児島県内のスーパーマーケットでポニー号を使って中継され、スポンサー関連商品の「新米かごしま」シリーズと、中継しているスーパーのお買い得情報を紹介する。 パーソナリティーはよし俣とよしげと、赤岩瞳。
テレフォン人生相談の後、CMをはさんで最初のコーナーとして放送された。本人司会のニュースコーナーで、全国のニュースを中心に扱っている。提供の有無は時期により異なっている。これとは別に、11時台にはMBC50ニュースが放送されている。2014年(平成26年)9月まで放送された。それ以外のワイド番組でも放送されていたが、現在はコーナー自体が無くなっている。
トヨタレンタリース鹿児島提供。12時35分頃に、日本人メジャーリーガーの試合速報を伝えていたが、スポンサー側の局アナに担当してもらいという意向で、14時台の50ニュースにスポンサーごと移行している。
2011年(平成23年)4月から2019年(令和2年)9月30日まで放送された、10時台のフリータイムとPOPO PARKの間に設けられたコーナー。 南日本新聞の子供向けクイズコーナーの内容をそのまま紹介し、答えはあえて紹介せず、その後に南日本新聞の購読受付のフリーダイヤルを紹介する。クイズコーナーを通して南日本新聞の告知を行うため、それ自体が南日本新聞社の生コマーシャルである。 このコーナーは2010年代の前半に始まったもので、それ自体が始まった後の南日本新聞の記事の話題は不定期ではあるが、このコーナーの中に優先して紹介する。 2018年(令和元年)10月後半からは終盤の部分に岡田祐介アナウンサーによる南日本新聞社自体からのお知らせが追加された。 なお、本家のミナミさんチのクイズそのものの掲載は終了後も引き続き行っている。 美坂理恵のたんぽぽフライデー
放送時間日本標準時(JST)基準
出演者
タイムスケジュール備考
脚注注釈
出典外部リンク
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