『うみねこのなく頃に咲』とは、同人サークル「07th Expansion」による日本のコンピュータゲーム。タイトルは『うみねこのなく頃に咲』と、「な」を赤文字で表記する。2019年10月4日に販売された。
概要
『うみねこのなく頃に』のこれまでのシリーズ『散』『翼』『羽』に加えて、小冊子『我らの告白』をゲーム化し、さらに新シナリオ『Last note of the golden witch』を追加した完全版。
本作では過去に使用されていたBGMが一部差し替えられている。
また、本作はHDに対応しており、フルスクリーンにすると画面が横に引き延ばされてしまう不具合が解消されている。
コンシューマー版
2021年1月28日に『うみねこのなく頃に咲 ~猫箱と夢想の交響曲~』がエンターグラムよりPS4/Switch向けに発売された[2]。対戦ゲーム『黄金夢想曲†CROSS』を同梱している[2]。2024年3月28日には価格改定されたベスト版が発売された。
出題編と展開編に加えて、『翼』『羽』『咲』を初コンシューマー化したオールインワンパッケージ[2][3]。出題編・展開編・スピンオフ合わせてライトノベル約33冊分のシナリオを収録している[3]。
発売当初は新規シナリオをプレイするためにはスキップ機能を使うしかなかったが、Ver 1.02にてシナリオアンロック機能が追加された[4]。
前作と同様にフルボイス収録されており、前作で見られたセリフの読み間違いが本作では修正されている。また、『翼』『羽』『咲』のシナリオでは、一部のキャラクターの声優が変更されている。
声優が変更されたキャラクター一覧
- 右代宮秀吉
- 声 - 広瀬正志(EP1~EP8) / 宝亀克寿(翼・羽・咲)
- シエスタ45
- 声 - 水野マリコ(EP3~EP8) / 花守ゆみり(翼)
『咲』にて新たに登場した人物
- フラウロス
- 声 - 本木咲黒
- 『我らの告白』にて登場。
- 「だぜぃ」が口癖。活発な性格で、ケモノ耳と露出が多い服装が特徴。炎を操る。
- ピース
- 声 - 東山奈央
- フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラの駒であり、『Last note of the golden witch』のゲームマスター。名前は駒を意味するPieceに由来する。
- 両手でピースサインを作りながら、下品な笑い声を上げるのが特徴。対象を飲み込み、飲み込まれた対象を全ての人物の記憶から消滅させる力を持つ。
- ウェルギリアス
- 声 - 北山恭祐
- 没エピソードである『Land of the golden witch』に登場する予定だった人物。この人物の設定を元に古戸ヱリカが作られた。
- ミスリードする推理を連発し、Ep2にて魔女幻想に屈した戦人を更に苦しめる存在として描かれる予定だった。状況証拠を自分が望むようにつなぎ合わせ、自分自身が望む推理で世界を確定させる力を持つ。
新規収録シナリオ
- 『我らの告白』
- ベアトリーチェによる執筆途中の原稿をドラノールは読み始める。それはまだ物語にすらなっていない、事件のおおまかな流れとトリックについての注釈が添えられているだけのプロット帳のようなものであった。
- 『Last note of the golden witch』
- 魔女の喫茶室に突如として呼び出された戦人と縁寿、そしてベアトリーチェは、ピースと名乗る魔女から宣戦布告を受ける。ピースは「私はだぁれ?」と3人に向けて出題し、新たなゲームを開始する。
楽曲
- オープニングテーマ「白金のエンピレオ」
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- 作詞 - 佐倉かなえ・ラック眼力
- 作曲 - dai・ラック眼力・xaki
- 編曲 - xaki
歌 - 本木咲黒
- コーラス - 本木咲黒・xaki
- ギター - にいむ
- 制作 - Pomexgranate.
- Sound produced by ひぐうみSound(xaki・dai・ラック眼力)
- エンディングテーマ「Last World」
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- 作詞・作曲・編曲 - xaki
- 歌 - 本木咲黒
- 制作 - Pomexgranate.
- コンシューマー版オープニングテーマ「重ね合わせの猫箱」
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- 作詞・作曲 - 志倉千代丸
- 歌 - 佐々木李子
脚注
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原作 |
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派生作品 | |
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登場人物 | |
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音楽 |
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製作 | |
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関連作品 | |
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