ダニエル・ベイリー(Daniel Bailey、1986年9月9日 - )はアンティグア・バーブーダの陸上競技選手、専門は100mを主とする短距離走[1]。
人物
2004年アテネオリンピック、2006年コモンウェルスゲームズ及び2008年北京オリンピック男子100mアンティグア・バーブーダ代表。アテネオリンピック開会式では母国代表選手団の旗手を務めた。ウサイン・ボルトの練習パートナーとしても有名である。
2008年8月北京オリンピックでは男子100mに出場、ボルトと0秒04差の10秒24で1次予選1組2位となり、これを通過。2次予選5組では10秒23を記録するものの、アサファ・パウエル、ウォルター・ディックス、デリック・アトキンスに次ぐ組4位となり、準決勝進出はならなかった。
2009年は強烈な始動を見せ、5月に10秒02の自己ベストを記録、追い風参考ながら9秒93も記録した。5月24日南アメリカの競技会グランプレミオブラジルカイシャでは新境地を開拓、向かい風にもかかわらず9秒99の自己ベストを記録し10秒の壁を破った。7月ローマで開催されたゴールデン・ガラで9秒96まで記録を伸ばし、1週後の7月17日パリ国際ではボルトに次ぐ2位となり9秒91を記録。ベイリーはアンティグア・バーブーダ記録を更新した[2][3]。
2010年3月世界室内陸上競技選手権大会60mでは銅メダルを獲得した。6秒57の記録で、この大会ではアンティグア・バーブーダ初のメダリストとなり、「夏の世界大会でも我慢強くメダルを狙って行きたい」と語った[4]。
2012年ロンドンオリンピックの開会式ではアンティグア・バーブーダ選手団の旗手を務めた。
記録
主な戦績
- hは予選、qfは2次予選、sfは準決勝。DNSは棄権、DNFは途中棄権、DQは失格。
脚注
参考資料・外部リンク