Ř, řは、Rにハーチェクを付した文字である。チェコ語と高地ソルブ語で用いられる。
- 例)Antonín Dvořák 発音ⓘ「アントニン・ドヴォジャーク(ドヴォルザーク)」
各言語における用法
原則として、[ɼ, r̝](上よりの歯茎ふるえ音、歯茎ふるえ摩擦音)の音を表す。[r](歯茎ふるえ音)と[ʒ](有声後部歯茎摩擦音)または[ʐ](有声そり舌摩擦音)を同時に発音したような音である。日本語のカタカナ表記では、「ドヴォルジャーク」「ベドルジハ・スメタナ」のように、[r]の後に[ʒ]または[ʐ]が発音されるかのように表記されるが、この二つはあくまで同時に発音される。
ただし、řの直前や直後に無声子音がある場合は無声化し、[ɼ̊, r̝̊](上よりの無声歯茎ふるえ音、無声歯茎ふるえ摩擦音)の音を表す。[r](歯茎ふるえ音)と[ʃ](無声後部歯茎摩擦音)または[ʂ](無声そり舌摩擦音)を同時に発音したような音である。
[ʃ](無声後部歯茎摩擦音)で発音される。
[r](歯茎ふるえ音)で発音される。
符号位置
大文字 |
Unicode |
JIS X 0213 |
文字参照 |
小文字 |
Unicode |
JIS X 0213 |
文字参照 |
備考
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Ř
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U+0158
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1-10-36
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Ř
Ř
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ř
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U+0159
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1-10-52
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ř
ř
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