WASP-34
WASP-34はコップ座にある10等星である。スペクトル分類ではG型主系列星に位置する。質量、半径ともに太陽と類似している。
惑星系2010年[4]にWASP-34の周囲を公転している惑星が発見された。この惑星は木星の約0.6倍程の質量を持ち、木星の約1.2倍の半径を持つ。恒星から約0.05AU離れたところを公転しているため、公転周期は僅か4日である。
名称2019年、世界中の全ての国または地域に1つの系外惑星系を命名する機会を提供する「IAU100 Name ExoWorldsプロジェクト」において、WASP-34はフィリピン共和国に割り当てられる系外惑星系となった[5]。このプロジェクトは、「国際天文学連合100周年事業」の一環として計画されたイベントの1つで、フィリピン共和国内での選考、国際天文学連合 (IAU) への提案を経て、太陽系外惑星とその母星に固有名が承認されるものであった[6]。2019年12月17日、IAUから最終結果が公表され、WASP-34はAmansinaya、WASP-34bはHaikと命名された[1]。Amansinayaは、タガログ族に伝わる神話で、三位一体の神(二通り伝わる内の一方)の一柱Aman Sinayaに由来しており、Aman Sinayaは原初の海神で、漁師の守り神ともなっている[1]。Haikは、原初の神Aman Sinayaの跡を継いで海神となった、タガログ族の神である[1]。 脚注注釈出典
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