SDL
SDL (Simple DirectMedia Layer) は、C言語で書かれたクロスプラットフォームのマルチメディアライブラリである。グラフィックの描画やサウンドの再生などのAPIを提供する。オーディオ、キーボード、マウス、ジョイスティック、そしてOpenGLおよびDirect3Dを経由したグラフィックスハードウェアへのローレベルなアクセスを提供するよう設計されている。Windows、macOS、Linux、iOS、Androidを公式にサポートしている。SDLそのものはOS間の違いを吸収するための最低限の抽象化しか提供しないが、SDLで使えるフォントやネットワーク、スプライトなどの多数の補助ライブラリ(後述)が公開されている。 2021年2月7日に開発ベースをGitHubに移動するとアナウンスがあった[2]。 言語バインディングSDL自身はC言語で書かれており、C/C++向けのインタフェースのみが公式に提供されているが、Ada、C#、Java、Lua、Pascal、Perl、Python、Ruby、Rust、Smalltalkなどの各種プログラミング言語向けのバインディング(ラッパー)もコミュニティによって開発されている[3]。 使用例Smalltalk環境であるSqueak, Pharoでは開発環境のWindowを描画する土台としてSDLが使われている。[1] SDLが使用するAPISDLは画面の描画にOSによって異なるAPIを使う。SDL 1.2の場合、WindowsではDirectDrawあるいはGDIが、LinuxではXlibが使用される。ただし、環境変数「 同様に、音声出力に使うAPIも環境変数 SDL 2.0では、ウィンドウ作成時にフラグを指定することで、OpenGLやVulkanを直接利用した3D描画をサポートできる[5]。 2Dグラフィックスのレンダラー ギャラリー補助ライブラリ
出典
関連項目
外部リンク |