READY STEADY TOKYO
READY STEADY TOKYO(レディ ステディ トウキョウ)は、東京2020組織委員会(TOCOG)が主催する東京2020オリンピック・パラリンピックのテスト大会である。東京2020テストイベント(とうきょうニーゼロニーゼロ テストイベント)は、国内外の競技統轄団体が主催する既存の大会と合わせて2018年後半に開始され[1]、東京2020大会開催予定前年の2019年夏季から本格的に実施された。 当初はオリンピック開会前の2020年5月に完了することになっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京2020の本大会が延期となり、テスト大会も中断[2]。1年延期された大会の準備期間にテスト大会のスケジュールが見直され、再開した。 暑さ対策東京2020大会の期間中は連日の猛暑が予想され、開催にあたり暑さへの対策が求められた。2019年夏季のテスト大会で、テント型の休憩所やミストシャワーの設置、人工降雪機の導入などの検証が重ねられた[3][4]。 2019年9月に開かれたマラソングランドチャンピオンシップはオリンピックのマラソンのテスト大会を兼ねており、選手が走りながら体を冷やせる氷を用意、フィニッシュ地点には水風呂を設置するなどの対策が講じられた[5]。翌10月、オリンピックの競歩とマラソンについて、東京の暑さによる影響をかねて懸念していた国際オリンピック委員会(IOC)は期間中の気温が5-6度低い北海道札幌市への会場変更を提案。その後、両種目の開催地を札幌に移すことが決定した。 新型コロナウイルスによる影響東京2020大会開催前年の2019年夏季には屋外競技を中心に本番に近いテスト大会が実施され、年末までに屋内競技を中心とするフェーズも終えていた。当初の予定では、続く2020年春に指揮系統の最終確認などを目的として19競技のテスト大会を実施することになっていた[6]。 しかし2020年2月、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し始めた。以後3月上旬までは選手不参加で実施されたが[7]、中旬以降のテスト大会はそれぞれに中止[8]、3月24日に東京2020本大会の2021年への延期が発表されてテスト大会も中断が示された[9]。 テストイベント一覧本大会の延期決定まで
2021年
出典
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