NWA世界女子王座
NWA世界女子王座(NWAせかいじょしおうざ、NWA World Women's Championship)はNWA(National Wrestling Alliance)本部が直轄する女子プロレスのチャンピオンシップである。 概要初代女子プロレス世界王者となったミルドレッド・バークがジューン・バイヤースと対戦して、無効試合となったため王座が分割されて、その際にNWAはバイヤースを王座に認定した(一方のバークはWWWA世界シングル王者となった)[1]。1956年に第2代王者に就いたファビュラス・ムーラは当初、WWF世界女子王座であり、前王者であるバイヤースの引退後にNWA世界女子王者に認定されたが、実際にベルトはムーラ個人管理となっていて、加盟地区に合わせてNWA、WWFと使い分けていた[2]。 1983年にムーラが保持していたNWA世界女子王座はWWFに買収されて、WWF世界女子王座に変わった[3]。 1986年、JCPの下で、NWA世界女子王座が復活。WCWでもタイトルマッチが組まれるが、WCW独自の世界女子王座創設に伴い、1996年10月を以って再び封印。 しかし、2000年に再度王座決定。2002年にTNAが設立されると、同団体内でタイトルマッチが組まれるが、2004年にレイラニ・カイから剥奪すると、再びTNAを離れてインディー系の団体を中心とした王座としてタイトルマッチが組まれている。 2017年9月30日をもってNWAは組織変更がなされ、それまで認定していた王座は一旦凍結の上空位とされたが、世界女子王座と世界ヘビー級王座は凍結されず、そのまま継続して王座として認定され現在に至っている。 現在までに日本人レスラーで戴冠を果たしたのは日本女子プロレス時代の巴幸子ただ一人である。巴はムーラから奪取した後、同じムーラ相手に2度防衛を経て奪回されている。1979年、ムーラは全日本女子プロレスにNWA世界女子王者として来日して、ナンシー久美を相手に防衛している。 歴代王者
脚注
外部リンク |