Lass
Lass(ラズエル)は、有限会社ラズエルによるかつて存在したパソコン用の美少女ゲームブランド。「Lass」とは古英語で「女の子」「乙女」を表す(ブランド名の考案者は原画家である萩原音泉)。また、小説版「3days」のあとがきではスワヒリ語で「金の鹿」の意味であるとも言及している。 概要モットーは「ユーザーフレンドリー」。他社とは一味違ったゲームを製作することを目標としている。 Lassの姉妹ブランドとして「P+Lass」があるが、こちらはラズエルではなく、別の企業が運営を受け持っている。 処女作の「青と蒼のしずく」では、無名のメーカーの知名度向上の為「店舗専用ムービー」と題した、ボイス付きでキャラクターがその店舗の宣伝もしつつゲームも宣伝するという販促ムービーを100店舗分以上用意し、店頭で流させるという前代未聞の荒業をやってのける。 2作目の「3days」ではOPテーマソングのマキシCDが5度の再発を繰り返す程大ヒットし、遂には渋谷にて300人を集めるライブを開催するに至る。 3作目の「FESTA!!」ではユーザー参加型のオンラインコンテンツ「まほろば学園へようこそ」を開校。当初は1,000人以上を超える人気を誇ったが、後に息切れしてか大きなイベントもなく2006年10月末に卒業式を迎えた。 また、Lassとしては初のコンシューマータイトル移植を果たしている(PS2でKIDより発売) 4作目の「11eyes -罪と罰と贖いの少女-」は、Lass史上最も売れたタイトル(説によると30000本超)であると、代表の剣技マナ談。 2008年の美少女ゲームアワードにて、彩音によるOP主題歌「Lunatic Tears…」が金賞を受賞。同時に、スーパースイープの坂本昌一郎によるBGMが銀賞を受賞している。 また、5pb.より「11eyes CrossOver」と題して、2009年4月2日にXbox 360、2010年1月28日にPSPに移植販売している。 2009年6月26日売りの月刊コンプエースにて、11eyes -罪と罰と贖いの少女-の2009年秋TVアニメ化とコミカライズが発表。後にアニメ化され、Lass唯一のアニメ化作品となった(2017年現在)。2011年にはLass初となるファンディスクでもある「11eyes -Resona Forma-」も発売。 2015年、抜き重視の低価格ソフトブランドであるLass Lunaticが新たに姉妹ブランドとして設立[1]され、同年8月21日に雑誌上にて情報公開された。 同年12月24日、『Lass新作情報公開クリスマスSPニコ生』[2]において、Lass Pixyを姉妹ブランドとして設立することを発表した。ブランドコンセプトは凌辱が一切なく純愛を主とした低価格ブランド。同日、公式サイト開設。 2017年2月15日、東京地方裁判所より有限会社ラズエルの破産手続開始。[3] 2017年8月18日、『Pure Marriage ~赤い糸物語 セリカ編~』の制作を再開。[4] 2017年10月15日、『Pure Marriage ~赤い糸物語 さくら編~』の発売が決定。[5] 2018年1月25日、破産廃止決定により有限会社ラズエル消滅。 Lass、LassLunatic作品権利はDMMに委譲された。[6]LassPixyは出資元である別企業の運営となり継続、2019年に新たに『カケオチ』の発売を発表。 作品一覧
Lass
P+lass
Lass Lunatic
Lass Pixy
Lass Hero's CROSS×FIGHT!アダルトゲーム雑誌「PUSH!!」誌上において連載されていた小説。2009年7月号〜12月号まで掲載。内容はLassブランドのゲームの登場人物が一堂に会して様々な分野で対決を行うクロスオーバーものとなっている。また、最後のカラーページには本文とは関係のないパロディイラスト(嘘広告)が掲載されている。
主な元制作スタッフ
出典
関連項目
外部リンク
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