K2-384
K2-384とは、地球から82.6603パーセク離れた場所に位置する恒星である。周囲を5個の太陽系外惑星が公転していることが知られている[2]。 惑星系
K2-384の周囲を公転している惑星は、ケプラー宇宙望遠鏡のK2ミッションによるトランジット法を用いた観測で発見された[1]。K2ミッションは主要ミッションがリアクションホイールの故障によって終了した後に行われた拡張ミッションである[3]。惑星候補はK2ミッションのキャンペーン8の観測中に発見され、これらの候補は2022年に確認された。K2-384系の惑星の発見を公表する論文はK2-384系の惑星を含む新たにK2ミッションで発見された60個の惑星の確認とともに2022年3月4日にarXivに投稿された[1]。 K2-384系には5個の惑星が存在することが知られており、主星から近い順にK2-384b、K2-384c、K2-384d、K2-384e、K2-384fである[1]。b・c・d・eは地球型惑星(スーパーアース)で[4][5][6][7]、fは海王星型惑星である[8]と予測されている。これらの惑星はすべて公転周期が14日以内の範囲に存在するコンパクトな惑星系で、bとcは3:1、cとdは8:5、eとfは7:5のそれぞれ軌道共鳴の関係に近い。似たような惑星系としてはTRAPPIST-1系やK2-138系等が存在し、5個以上のトランジットを起こす惑星が周囲を公転しているM型矮星という点で着目してもTRAPPIST-1系に最も似ているとされる[1]。 脚注注釈出典
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