ID (ソフトウェア)
iDとは、2013年にリリースされたオープンストリートマップ(OSM)のジオデータをオンラインで編集するフリーソフトウェアでJavaScriptで開発されている。シンプルでユーザーフレンドリーになるように設計されており[5]、メインのOSMページのデフォルトエディタになっている。 使用OSMエディタで最も使用されている[6]。 機能としてカスタム航空写真を選択することができて、Mapillaryの写真にネイティブ対応している[7]。 IDの特化型フォークには以下のようなのがある:
歴史iD以前に使われていたオープンストリートマップデータ用ウェブエディタは Potlatch 2 editorだった[13][14]。iDのプロジェクトはPotlatch 1、2の作者だったリチャード・フェアハーストによって2012年7月13日にオンライン上で[15]、同年10月14日のState of the Mapカンファレンスで発足された[16]。 2012年9月、ナイト財団はKnight News Challenge: Data competitionの勝者としてオープンストリートマップの新たな編集ツール開発を計画したDevelopment Seed/Mapboxを選定し、575,000ドルを出資した[17][18]。投資を受けたMapboxはiDの開発をリチャード・フェアハーストと行うことになった[19]。その少し後の2012年12月22日、Alpha0と言う名でiDの初期バージョンがリリースされた[20]。 名前「iD」という名前はJavaScriptの「getElementById」およびiPadのiとSystème DのDとの掛け合わせから来ているだけでなく、シトロエン・iDを意識している。また、前身のPotlatchよりスペルを簡単にしていることも意識している[16]。 技術的背景このエディタはPotlatch 2のアーキテクチャをJavaScriptで再実装とユーザーインターフェースの再設計を意図している。最大の変更点としてXMLのタグ付けプリセットアーキテクチャからJSON型のアーキテクチャに移行している[16]。 初期リリースはDojoフレームワークをベースにしていたが[19]、2019年時点でレンダリングのためにD3.jsライブラリを使用していてレンダリングのプライマリーモードはSVG経由である。中核アーキテクチャはモジュール式でオープンストリートマップの他のJavaScript型ツールで容易に使用できるようにしている[21]。 バージョン
脚注
外部リンク |