Deadmau5
deadmau5(デッドマウス、発音は "dead mouse")ことジョエル・トーマス・ジマーマン(Joel Thomas Zimmerman、1981年1月5日 - )[3]は、カナダの電子音楽プロデューサー、DJ、ミュージシャンである。主にプログレッシブ・ハウス・ミュージックを制作しているが、Testpilotという別名でテクノを含む他のジャンルの電子音楽の制作やDJも行っている。Zimmermanは、これまでにグラミー賞に6回ノミネートされている。 彼はRob Swire、Wolfgang Gartner、Sofia Toufa、KaskadeなどのDJやプロデューサーとも共演している。また、BSOD(Better Sounding On Drugs)というグループ名でSteve Dudaとコラボレーションしたり、Duda、Tommy Lee、DJ AeroとともにWTF?というグループに参加したこともある。2007年には、自身のレコードレーベル「Mau5trap」を設立している。Deadmau5は現在、世界で最も高い報酬を得ている電子音楽プロデューサーの一人[4]であり、MarshmelloやDaft Punkに似た覆面音楽アーティストである。彼の作品は、Tiëstoの「In Search of Sunrise 6」などのコンピレーションアルバムに収録されている。また、アーミン・ヴァン・ビューレンのラジオ番組「A State of Trance」でも紹介されている。 2000年には、ZimmermanとDerek CaesarがDred and Karmaというグループ名で、「I Don't Want No Other」というタイトルの初期の12インチシングルをヴァイナルで制作した[5]。2006年には「Deadmau5 Circa 1998-2002」というコンピレーションアルバムをHalcyon441という別名で自主制作した[6]。2005年にスタジオ・デビュー・アルバム「Get Scraped」を、2006年には「Vexillology」をリリース。2008年に発売された「Random Album Title」は、カナダとイギリスでゴールド認定を受けた。このアルバムには、代表的な作品である「Faxing Berlin」、「Not Exactly」、中程度のチャートヒットとなった「I Remember」(Kaskadeとの共作)などが収録されている。2009年には、4枚目のスタジオアルバム「For Lack of a Better Name」がリリースされ、ロブ・スワイアとのコラボレーション曲「Ghosts 'n' Stuff」、「Hi Friend」、絶賛された「Strobe」などが収録され、高い評価を受けた。2010年末にリリースされた5枚目のスタジオアルバム「4×4=12」には、シングル「Some Chords」、「Animal Rights」、「Sofi Needs a Ladder」、「Raise Your Weapon」が収録されている。 2012年、Zimmermanはシングル「The Veldt」と「Professional Griefers」(Gerard Wayをフィーチャー)をリリースし、商業的成功を収めた。これらのシングルは、彼の6枚目のスタジオアルバム「Album Title Goes Here」に収録されている。長年所属していたUltra Recordsを離れた後、Zimmermanは2014年にAstralwerksとVirgin EMIから7枚目のスタジオアルバム『While(1<2)』をリリースした。このアルバムは、「Avaritia」、「Seeya」、「Infra Turbo Pigcart Racer」、「Phantoms Can't Hang」の4枚のシングルによってリリースされた。しばらく活動を休止していたジマーマンの8枚目のスタジオアルバム『W:/2016Album/』を2016年末にリリースし、シングル「Snowcone」と「Let Go」を発表した。その後、2019年のアクション映画『Polar』のスコアを作曲し、同年にシングル「Satrn」「Coasted」「Fall」をリリースした。2020年には、9枚目のアルバムに先駆けて「Pomegranate」「Bridged by a Lightwave」をリリース。 経歴ジマーマンは1981年1月5日、カナダオンタリオ州のナイアガラフォールズ[7]に生まれた。1990年代中頃から、チップチューンやデモシーンに影響されて音楽を作り始めた。 2009年にはダンス音楽配信サイトであるBeatportで3万件ものダウンロード記録を出した[8]。 2010年に開催されたグラミー賞ではdeadmau5がリミックスした「The Longest Road」でダンス部門よりノミネートされた。 2012年にも「Raise Your Weapon」、「4x4=12」、「Rope」でグラミー賞にノミネートされ、エレクトロニック・ダンス・ミュージックのアーティストとして初めて生放送された。 また同年7月にはローリング・ストーンの表紙に起用された。 名前の由来・スタイル赤色や黒色を始めとするネズミの被り物をしながらDJをするジマーマンだが、名前の由来については、とある日にジマーマンのパソコンの中にネズミの死体を発見し、ジマーマンはインターネットのチャットで「やばい!俺のパソコンでネズミが死んでるぜ!」と書き込み、テンションが上がったジマーマン は使用していたハンドルネームを改名しようと思いつくが名前の文字制限が8文字までで「dead mouse」と入力できないことから、最後に数字の5を入れ込んで「deadmau5」に改名したことが名前の由来である[9]。 また、ネズミの被り物はカナダの映画会社に特注でマスクの制作を依頼したもので、「mau5head」と呼ばれている[9]。 人物
ディスコグラフィー→詳細は「en:deadmau5 discography」を参照
スタジオ・アルバム
その他のアルバム
国内盤
脚注・出典
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