BMW GROUP Tokyo Bay (ビーエムダブリューグループ トーキョーベイ)は、東京都 江東区 青海 の臨海副都心 地域にある、BMW の体験型ショールーム 。2016年 7月9日 開業。
概要
都が行った臨海副都心エリアにおける施設暫定利用事業(約10年間の定期借地 )の公募[ 4] で、BMW(BMW JAPAN )が事業者に選定され、創立100周年の記念イヤーの2016年 7月に開業した。土地を都から借りる際に12年間の定期借地契約を結んでいる[ 6] が、地下の硬い岩盤に杭 を打ち込み災害 耐性を強くするなど長期継続使用を前提に設計されている[ 7] 。2年半かけて構想を練り、43億円を投じ開業にこぎ着けた施設[ 8] は、旗艦ディーラー 店舗としてではなく、400人規模の国際会議にも対応するコンファレンス・ホールや、基礎的なドライバー・トレーニング・プログラムを実施できるドライビング・エリアを備える、新タイプのブランド 体験型販売拠点である。
低層平屋を旨とした建物を街区 グリッド から角度を振って配置することで、建物ファサード の視認性を最大化し、併せて、建物周囲に緩やかな起伏をもつアプローチ空間、イベント 利用可能な試乗エリアを設け、往来する人々が賑わいを感じ、自然と施設を訪れたくなるような風景の創出が意図されている。
エントランスがあるセンター棟を中心に、右側のBMWを扱うBMW Tokyo Bay には四輪車が28台、モトラッド のオートバイ が10台、左側のMINI を扱うMINI TOKYO BAY では11台がそれぞれショールーム に展示されている[ 9] 。センター棟のエントランスホール正面には、一般的な総合受付ではなくネスプレッソ とタイアップ したカフェ を設置し、広々としたラウンジ スペースでコーヒーを楽しむことができる。ほかにヒストリックカー を展示する屋根付きに認定中古車 スペースや、簡易整備と洗車などを実施するサービス棟なども設けられている。
臨海副都心エリアおけるシナジー効果 を狙い、近隣他団体とのイベント共催も企画していく考えで、年間30万人の来場を見込んでいる。試乗は有料で1時間税込1,000円となっている(ディーラーの紹介がある場合は無料)。
尚、この場所は当施設が立つ迄、長らく駐車場として使われていた。1997年1月のテレビドラマ、「踊る大捜査線」のエンディングで、織田裕二演じる青島俊作が歩いている道路の奥に映る広大な空き地(当時)は、この場所であるとされる(全国ドラマロケ地情報より)。当時の映像に映っていた空き地と道路の境界に立つ木の杭は、駐車場時代にはあったが当施設の開設時に撤去され現存していない。また現在は周辺地域も多くの建物が建ち、当時の道路の場所から、映像にあった、ゆりかもめの東京国際貨物船ステーション駅(船の科学館駅:当時)と思われる駅を見る事は出来ない。
脚注
出典
参考文献
『月刊レジャー産業資料』綜合ユニコム、2016年8月。
『近代建築』近代建築社 、2016年12月。
外部リンク