996型レーダー

996型レーダー
開発・運用史
開発国 イギリスの旗 イギリス
送信機
周波数 Sバンド
パルス 1.8-2.2, 22µs
パルス繰返数 700-800 pps
送信尖頭電力 60-80kW(ピーク)
アンテナ
走査速度 14rpm
探知性能
探知距離 150 km (81 nmi)
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996型レーダー英語: Type 996 radar)は、イギリスシーメンス・プレッシー(現在のBAEシステムズ)社が開発した3次元レーダー。またAWS-9として輸出にも供されたが、オスロ級フリゲートの搭載機は2次元式AWS-9(2-D)とされており、アンテナの形状もパラボラアンテナに変更されている[1]

概要

イギリス海軍992型レーダー967/968型レーダーの後継として、同社の輸出向け製品であるAWS-5をもとに発展させて開発された。開発契約は1983年に締結され、1988年より就役した。

レーダー送信機としては進行波管(TWT)を採用しており、アンテナ部には、同社の陸上レーダーであるAR-320の技術が導入されている。また、垂直方向の走査については、シグナール社のSMART-Sと同様、FRESCAN方式を採用している[2]

2000年代に入って、新型の997型による更新が開始されている。

採用国と搭載艦艇

ノルウェー海軍「ナルヴィク
艦橋上にAWS-9(2-D)の横長のパラボラアンテナが設置されている

 イギリス海軍

 インドネシア海軍

 チリ海軍

 トルコ海軍

 ノルウェー海軍

参考文献

  1. ^ The Decca Leguacy Chapter Ten Naval Radars
  2. ^ Norman Friedman (1997). The Naval Institute guide to world naval weapon systems 1997-1998. Naval Institute Press. ISBN 9781557502681. https://books.google.co.jp/books?id=l-DzknmTgDUC