2001年ポーランド議会選挙(2001ねんポーランドぎかいせんきょ)は、ポーランド共和国の立法府であるセイム(下院)とセナト(上院)の議員を選出するために2001年9月23日に行われた第3共和制下のポーランドにおける選挙である。
基礎データ
- 大統領:アレクサンデル・クファシニェフスキ(Aleksander KWAŚNIEWSKI、無所属、民主左翼連合推薦) - 2000年10月5日の大統領選挙で当選。
- 首相:イェジ・ブゼク(Jerzy BUZEK) - 「連帯」選挙行動(AWS)と自由連合(UW)の連立政権であったが、UWが連立を離脱した2000年6月以降はAWS単独内閣となった。
- 定数
- 選挙制度
- セイム:比例代表制(非拘束名簿式) - 少数政党乱立を防止するため、全国集計で得票率5%以上を獲得した政党のみに議席配分される。この選挙から全国区が廃止され、全国41選挙区に分割された。また議席配分方法もドント式から修正サンラグ方式に変更された。
- セナト:大選挙区制
- 選挙権:18歳以上のポーランド国民
- 被選挙権
- セイム:満21歳以上のポーランド国民
- セナト:満30歳以上のポーランド国民
選挙結果
- 投票日:2001年9月23日
- 登録有権者数:29,364,445名
- 投票率
- 投票者数
- セイム:13,559,412名
- セナト:13,551,502名
- 有効票数
- セイム:13,017,929票
- セナト:13,072,323票
セイムの党派別議席数と得票数・率(当選者を出した政党のみ記載)
党派(政党連合)
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得票数
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得票率
|
議席数
|
議席率
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■
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民主左翼連合= 労働連合 (SLD-UP)
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民主左翼連合(SLD)
|
5,342,519
|
41.04
|
216
|
46.96
|
労働連合(UP)
|
ポーランド年金者党(KPEiR)
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■
|
市民プラットフォーム(PO)
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1,651,099
|
12.68
|
65
|
14.13
|
■
|
自衛(Samoobrona)
|
1,327,624
|
10.20
|
53
|
11.52
|
■
|
法と正義(PiS)
|
1,236,787
|
9.50
|
44
|
9.57
|
■
|
ポーランド農民党(PSL)
|
1,168,659
|
8.98
|
42
|
9.13
|
■
|
ポーランド家族同盟(LPR)
|
1,025,148
|
7.87
|
38
|
8.26
|
■
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ドイツ少数民族(MnN)[1]
|
47,230
|
0.36
|
2
|
0.43
|
合計
|
460
|
100.00
|
セナトの党派別議席数
党派(政党連合)
|
議席数
|
議席率
|
■
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民主左翼連合 労働連合 (SLD-UP)
|
民主左翼連合(SLD)
|
75
|
75.00
|
労働連合(UP)
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■
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ブロック セナト 2001 (Blok Senat 2001)
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「連帯」選挙行動右派(AWSP)
|
15
|
15.00
|
法と正義(Pis)
|
市民プラットフォーム(PO)
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ポーランド再生運動(ROP)
|
自由連合(UW)
|
■
|
ポーランド農民党(PSL)
|
4
|
4.00
|
■
|
自衛(Samoobrona)
|
2
|
2.00
|
■
|
ポーランド家族同盟(LPR)
|
2
|
2.00
|
|
諸派
|
2
|
2.00
|
合計
|
100
|
100.00
|
出典:ポスト社会主義諸国 政党・選挙ハンドブックⅠ (PDF) - 京都大学地域研究統合情報センター
脚注
- ^ 少数民族政党と認定されているため、5%条項の適用対象外となっている。