1950年ドイツ民主共和国人民議会総選挙
Volkskammerwahl 1950
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1949年 ←
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1950年10月15日 (1950-10-15)
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→ 1954年
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1950年ドイツ民主共和国人民議会総選挙(1950ねんドイツみんしゅきょうわこくじんみんぎかいせんきょ、ドイツ語: Volkskammerwahl 1950)は、1950年10月15日にドイツ民主共和国(東ドイツ)で行われた人民議会議員の総選挙である。
概要
1949年10月7日に東ドイツが建国して以来、初めての国政選挙。
有権者は支配政党である社会主義統一党を中心とした政治団体「国民戦線」の候補者が記載された投票用紙を交付され、賛成の時は何も書かずに、そのまま投票用紙を投票箱へ入れる。反対の時は記載台まで行き、投票用紙に印を書いてから、投票用紙を投票箱へ入れる[1]。
議席は、実際の投票総数ではなく、国民戦線が事前に設定された掲載名簿に基づいて配分された[2]。
公式統計によると、国民戦線は有権者の99.6%の支持を得ており、投票率は98.5%と報告されている[3]。
選挙データ
内閣
投票日
改選数
選挙制度
選挙結果
党派別獲得議席
e • d
1950年ドイツ民主共和国人民議会総選挙
(1950年10月15日施行)
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政党 |
獲得 議席 |
得票数 |
得票率
|
国民戦線
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466
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12,088,745
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99.71%
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ドイツ社会主義統一党
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SED
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110
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自由ドイツ労働総同盟
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FDGB
|
49
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ドイツキリスト教民主同盟
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CDU
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67
|
|
ドイツ自由民主党
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LDPD
|
66
|
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ドイツ民主農民党
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DBD
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33
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ドイツ国家民主党
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NDPD
|
35
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自由ドイツ青年団
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FDJ
|
25
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|
ドイツ民主女性連盟
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DFD
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20
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ナチス政権の迫害者協会 – 反ファシスト連盟
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VVN
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19
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東ドイツ文化連盟
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KB
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24
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農民共済協会
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VdgB
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12
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ドイツ社会民主党[注 1]
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SPD
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6
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候補者に反対
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35,544
|
0.29%
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総計
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466
|
12,124,289
|
100.0%
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有効票数(有効率)
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12,124,289
|
99.87%
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無効票数(無効率)
|
15,643
|
0.13%
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投票総数(投票率)
|
12,139,932
|
98.50%
|
棄権者数(棄権率)
|
185,236
|
1.50%
|
有権者数
|
12,325,168
|
100.0%
|
出典:Nohlen & Stöver, Sternberger et al.
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脚注
注釈
出典