1879年 に行われた、第3回 ウィンブルドン選手権 (だい3かいウィンブルドンせんしゅけん)に関する記事。イギリス ・ロンドン 郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ 」にて開催。
大会の流れ
1878年 の第2回大会から「チャレンジ・ラウンド」(Challenge Round, 挑戦者決定戦)と「オールカマーズ・ファイナル」(All-Comers Final)で優勝を決定する方式になった。大会前年度優勝者を除く選手は「チャレンジ・ラウンド」に出場し、前年度優勝者への挑戦権を争う。前年度優勝者は、無条件で「オールカマーズ・ファイナル」に出場できる。チャレンジ・ラウンドの勝者と前年度優勝者による「オールカマーズ・ファイナル」で、当年度の選手権優勝者を決定した。
男子シングルスのチャレンジ・ラウンドにエントリーした選手は45名で、うち36名が初出場だった。文献に掲載されている記録は、準々決勝以後になる。
1879年から男子ダブルス競技が始まったが、1883年 まではオックスフォード で実施された。男子ダブルスがオールイングランド・クラブで実施され、正式な優勝記録表に掲載されるのは1884年 以後になる。
大会前年度優勝者
1878年 優勝者、フランク・ハドー は本大会に出場しなかった。前年優勝者が出場しなかった場合は、「チャレンジ・ラウンド」決勝で優勝者が決まる。
チャレンジラウンド
準々決勝
準決勝
ジョン・ハートリー vs. C・F・パー 2-6, 6-0, 6-1, 6-1
ビア・セント・レジャー・グールド 試合なし → 決勝へ
決勝
男子ダブルス決勝
ロバート・アースキン &ハーバート・ローフォード vs. G・E・テーバー&デュラント 4-6, 6-4, 6-5, 6-2, 3-6, 5-6, 10-8
オックスフォード開催の第1回男子ダブルスは、決勝戦が最大7セット・マッチで行われ、セットカウント 4-3 でアースキン&ローフォード組が優勝した。
外部リンク
抽選表 (提供:Grand Slam Tennis Archive)
参考文献
Lance Tingay , “100 Years of Wimbledon ” (ウィンブルドンの100年史) Guinness Superlatives Ltd., London (1977) ISBN 0-900424-71-0 大会の様子については21-23ページ、シングルス試合結果は133ページ、男子ダブルス結果は246ページを参照した。
Bud Collins , “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia ” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3 フルネームの分かる一部選手について、本書から補足した。
1870 - 80 - 90 - 1900 - 10 - 20 - 30 - 40 - 50 - 60 - 70 - 80 - 90 - 2000 - 10 - 20 -