10.5インチiPad Pro
10.5インチiPad Pro(10.5インチアイパッド プロ)はAppleが開発、販売したタブレット型コンピュータである。iPadシリーズにおける最上位モデルとなっている。 概要従来までの9.7インチモデルの後継モデル。2017年6月5日(現地時間)にWWDCで発表。ディスプレイの解像度は2,224 x 1,668ピクセルで、ProMotionテクノロジーに対応した。画面のリフレッシュレートが60Hzから120Hzに向上した。9.7インチiPad Proと比較して、ピクセル密度は264ppiで同じだが、画面が20%大きくなっている[2]。SoCはA10X Fusionを採用し、9.7インチモデルより、CPUパフォーマンスは30%、GPUパフォーマンスは40%向上している。画面サイズや重量以外の基本的なスペックは第2世代iPad Pro 12.9インチモデルと同等になっている。従来の9.7インチiPadから画面サイズが大型化したが、周囲のベゼル幅を狭めることにより本体サイズの拡大を抑えている(高さ:240.1 mm → 250.6 mm 幅:169.5 mm → 174.1 mm 厚さは両方とも6.1 mm)[3]。ストレージ容量は64GB、256GB、512GBを用意。カラーバリエーションは従来同様、シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色展開となっている。 iPhone 8/8 PlusおよびiPhone Xと同等に、iPad Pro10.5インチモデルもUSB Power Deliveryによる急速充電に対応している(5V×2.4A→15V×1.2A)。急速充電するにはApple USB-C - LightningケーブルとApple 29/30WアダプターもしくはUSB PD対応充電器で USB‑C電源アダプタを使用する必要がある。急速充電を行うと60分で50%まで充電出来、通常充電で4時間強かかるものが、2時間強で満充電される。29W以上のMacbook電源アダプタを使用しても29W電源アダプタと同じ出力になる。 次世代機にあたる11インチiPad Pro (第1世代)が発売された後 (2018年11月7日以降) もApple Storeで継続販売されていたが、2019年3月18日、同じ画面サイズのiPad Air (第3世代)の販売に伴い、終売[5][6]。 2024年6月10日にWWDC24により発表されたiPadOS 18では、iPad (第6世代)/12.9インチiPad Pro (第2世代)と共にサポート対象外となった。ただし、本機種搭載のA10X Fusionチップの下位互換であるA10 Fusionチップ搭載のiPad (第7世代)は引き続きサポートが継続される。 専用オプションiPad Proの画面スペックを活かすため、専用のオプションが2つ用意されている。
iPadモデルの変遷(横スクロールできる画像です)
脚注
外部リンク
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