黒石村(くろいしむら)は、昭和29年(1954年)まで岩手県江刺郡にあった村。現在の奥州市水沢黒石町にあたる。
沿革
近代以降の沿革
幕末時点では江刺郡は陸奥国に所属し、全域が仙台藩領であった。
地名
現在の地名。
- 内熊ヶ沢(うち-くまがさわ)
- 外熊ヶ沢(そと-くまがさわ)
- 鵜ノ木(うのき)
- 鵜ノ木新田(うのき-しんでん)
- 鵜ノ木谷記(うのき やぎ)
- 大久保(おおくぼ)
- 小島(こじま)
- 小田(こだ)
- 沢田(さわた)
- 下ノ在家(しものざいけ)
- 下谷記(しも-やぎ)
- 下柳(しもやなぎ)
- 正法寺(しょうぼうじ)
- 白石沢(しろいしざわ)
- 袖ノ沢(そでのさわ)
- 鶴城(つるぎ)
- 内堀(ないぼり)
- 内堀谷記(ないぼり-やぎ)
- 長田(ながた)
- 長根(ながね)
- 二渡(ふたわたり)
- 二渡向(ふたわたり-むかい)
- 箕輪(みのわ)
- 谷地(やち)
- 柳沢(やなぎさわ)
- 山内(やまうち)
行政
代 |
氏名 |
就任 |
退任 |
備考
|
1 |
佐々木栄三郎 |
明治22年(1889年)5月15日 |
明治26年(1893年)5月14日 |
|
2 |
安彦術治 |
明治26年(1893年)5月15日 |
明治26年(1893年)11月13日 |
|
3 |
村上照英 |
明治26年(1893年)11月30日 |
明治30年(1897年)11月29日 |
|
4〜5 |
佐々木栄三郎 |
明治30年(1897年)11月30日 |
明治38年(1905年)11月29日 |
再任
|
6〜7 |
千田慶三郎 |
明治38年(1905年)11月30日 |
明治43年(1910年)3月24日 |
|
8 |
村上永三郎 |
明治43年(1910年)5月14日 |
大正2年(1913年)7月11日 |
|
9 |
高野喜吉 |
大正2年(1913年)8月7日 |
大正6年(1917年)5月17日 |
|
10〜13 |
村上泰助 |
大正6年(1917年)8月7日 |
昭和5年(1930年)3月20日 |
|
14 |
藤波麒 |
昭和5年(1930年)4月14日 |
昭和8年(1933年)4月6日 |
|
15 |
尾形与三郎 |
昭和8年(1933年)5月12日 |
昭和12年(1937年)5月11日 |
|
16 |
藤波麒 |
昭和12年(1937年)5月27日 |
昭和14年(1939年)10月11日 |
再任
|
17 |
及川加一 |
昭和14年(1939年)11月23日 |
昭和17年(1942年)7月10日 |
|
18 |
千田荘一 |
昭和17年(1942年)8月15日 |
昭和21年(1946年)8月14日 |
|
19 |
及川加一 |
昭和21年(1946年)9月19日 |
昭和21年(1946年)11月25日 |
再任
|
20 |
村上栄郎 |
昭和22年(1947年)4月5日 |
昭和24年(1949年)3月10日 |
|
21 |
村上泰助 |
昭和24年(1949年)4月24日 |
昭和28年(1953年)4月23日 |
再任
|
22 |
千田荘一 |
昭和28年(1953年)4月24日 |
昭和29年(1954年)3月31日 |
再任
|
教育
脚注
- ^ 明治元年12月23日(1869年2月4日)の「諸藩取締奥羽各県当分御規則」(法令全書通番明治元年太政官布告第1129)に従って設置された県だが、明治政府が権知県事を任命したわけではなく、そのため明治政府の公文書には全く記録が残っておらず、正式な県とは認められていない。
参考文献
- 『岩手県町村合併誌』(岩手県総務部地方課、1957)
関連項目