黒田 忠広(くろだ ただひろ、1959年2月20日 - )は、日本の工学者。三重県四日市市出身。
東京大学特別教授[1]、熊本県立大学理事長[2]、技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)設計技術開発部門長[3]、福岡半導体リスキリングセンター長[4]、先端システム技術研究組合(RaaS)理事長[5]。専門は半導体集積回路。博士(工学)(東京大学、1999年)
来歴
東京大学大学院工学系研究科附属システムデザイン研究センター(d.lab)を2019年10月に設立[6]、また先端システム技術研究組合(RaaS)を2020年8月に設立した[7]。
略歴
- 1982年~2000年 (株)東芝
- 1988年~1990年 カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員
- 2000年~2002年 慶應義塾大学理工学部電子工学科助教授
- 2002年~2019年 慶應義塾大学理工学部電子工学科教授
- 2007年~2007年 カリフォルニア大学バークレイ校Mackey Professor
- 2019年~2024年 東京大学大学院工学系研究科附属システムデザイン研究センター長・教授
- 2020年~ 慶應義塾大学名誉教授
- 2022年~ 技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)設計技術開発部門長
- 2023年~ 福岡半導体リスキリングセンター長
- 2024年~ 熊本県立大学理事長
- 2024年~ 東京大学特別教授
受賞
- IEEE Fellow (IEEE、2006年2月)[8]
- IEEE Distinguished Lecturer (IEEE、2007年1月)[9]
- 業績賞 (電子情報通信学会、2009年5月)[10]
- エレクトロニクスソサイエティ賞 (電子情報通信学会、2011年9月)[11]
- 電子情報通信学会フェロー(電子情報通信学会、2013年9月)[12]
- 福澤賞(慶應義塾大学、2017年11月)[13]
- ISSCC最多論文賞(ISSCC、2023年2月)[14]
著書
- 『半導体超進化論:世界を制する技術の未来』(日経BP、2023年)
- (英語版)『The Super-Evolution of Semiconductors (Synthesis Lectures on Engineering, Science, and Technology)』(シュプリンガー・ネイチャー、2024年)
- (韓国語版)『반도체초진화론:반도체 민주화 시대의 대응전략』朴正圭訳(Books-Hill Publishers、2024年)
- (中国簡体字版)『芯片的未来:制衡世界的技术』陆应亮訳(浙江人民出版社、2023年)
- (中国繁体字版)『半導體超進化論:控制世界技術的未來』楊鈺儀訳(時報出版、2023年)
- 『Wireless Interface Technologies for 3D IC and Module Integration』(Cambridge University Press、2021年)
- 『RFマイクロエレクトロニクス (入門編)』(丸善出版、2014年)
- 『RFマイクロエレクトロニクス (実践応用編)』(丸善出版、2014年)
- 『アナログCMOS集積回路の設計(演習編)』(丸善出版、2009年)
- 『デジタルシステム工学(基礎編)』(丸善出版、2003年)
- 『デジタルシステム工学(応用編)』(丸善出版、2003年)
- 『アナログCMOS集積回路の設計(基礎編)』(丸善出版、2003年)
- 『アナログCMOS集積回路の設計(応用編)』(丸善出版、2003年)
- 『RFマイクロエレクトロニクス』(丸善出版、2002年)
参照・注
外部リンク