麦草峠
麦草峠(むぎくさとうげ)は、長野県茅野市と佐久穂町の間にある峠で、北八ヶ岳の丸山と茶臼山の間に位置する。県内の南信地方(諏訪地域)と東信地方(佐久地域)との境でもある。標高は2,120mで、国道299号(メルヘン街道)の最高地点(標高2,127m)は、本来の麦草峠よりも佐久穂町側に数100m寄った地点にある。 1953年(昭和28年)に主要地方道ちの野沢線(諏訪郡ちの町~南佐久郡野沢町)が指定され翌1954年(昭和29年)に長野県が路線認定、市町村合併や区間短縮に伴い1965年(昭和40年)に茅野佐久町線へ改称された後、1967年(昭和42年)5月に2車線の車道が全通し自動車での走行が可能となり、1981年(昭和56年)4月30日に一般国道299号へ昇格編入された。 この地点は、日本の国道では国道292号の渋峠に次いで2番目に標高の高い場所である[注釈 1]。峠付近は比較的なだらかであるが、それを過ぎると両側とも勾配が厳しく、狭いヘアピンカーブが続く。 概要佐久穂町には池の平遺跡、トリデロック遺跡、駒出池遺跡など旧石器時代の遺構があるが、麦草峠は古くは黒曜石の産地となっていた[2]。 峠付近には白駒の池があり、八ヶ岳へのハイキングも可能。駐車場とトイレは有料。また峠をはさんで茅野市方面には蓼科高原、佐久穂町方面には八千穂高原がある。 冬場は国道299号が閉鎖され、ノルディックスキーのコースとなる。 近隣の観光スポット
交通
ともに最新の運行日の確認が必要。 脚注注釈
出典
関連項目
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