高畑幸
高畑 幸(たかはた さち、1969年1月 - )は、日本の社会学者。専門は、都市社会学・都市エスニシティ・国際移動論・在日外国人問題。学位は、博士(文学)(大阪市立大学・2006年)[1]。静岡県立大学大学院国際関係学研究科・国際関係学部教授[2]。 広島国際学院大学現代社会学部講師、広島国際学院大学現代社会学部准教授などを歴任した。 来歴生い立ち1969年生まれ[3]。大阪外国語大学に入学し、外国語学部の英語学科にて学んだ[4]。1991年に大阪外国語大学を卒業すると、そのまま同大学の大学院に進学し、外国語学研究科の南アジア語学専攻にて学んだ[4]。1994年、大阪外国語大学大学院の修士課程を修了した[4]。翌年より、母校である大阪外国語大学にて講師を非常勤で務めた[5]。その傍ら、同時に大阪市立大学の大学院に進学し、文学研究科の社会学専攻にて学んだ[4]。2001年に、大阪市立大学大学院の後期博士課程を修了した[4]。同年より、日本学術振興会の特別研究員も務めた[5]。また、2006年に、大阪市立大学より博士(文学)の学位を取得した[6]。 研究者として2006年に広島国際学院大学に採用され、現代社会学部の講師を専任で務めることとなった[5]。その後、2010年に同大学の現代社会学部にて准教授に昇任した[5]。翌年、静岡県立大学に転じ、国際関係学部の准教授に就任し(2018年、教授に昇格)、国際関係学科の講義を担当している[3][5]。また、静岡県立大学の大学院では国際関係学研究科の教授も兼務して、国際関係学専攻の講義を担当している[3]。 研究専門は社会学であり、特に都市社会学や都市エスニシティ、国際移動論、在日外国人問題といった分野を研究している[7]。地域社会における多文化共生について、その社会的な条件などについての調査・研究に取り組んでいる[8]。また、移民の流入と統合の過程について、社会学的な視点からの研究に取り組んでいる[8]。具体的には、在日韓国・朝鮮人、在日ブラジル人、在日フィリピン人などを取り上げた研究を発表している[8]。特に、介護者としての在日フィリピン人を取り上げた研究は評価され、社会調査協会より『社会と調査』賞が授与されている[9][10]。また、2019年度の教員活動評価にて特に高く評価され[11]、2020年に静岡県立大学学長表彰を受けた[11]。 学会としては、日本社会学会、日本都市社会学会、関西社会学会、西日本社会学会、日本社会分析学会、日本移民学会、日本スポーツ社会学会などに所属している[12]。日本都市社会学会では、国際交流委員会の委員を務めた[13]。 略歴
賞歴
著作単著
共著
分担執筆
翻訳
脚注
関連人物関連項目外部リンク
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