食性食性(しょくせい、feeding behaviours、food habit)とは、動物[注釈 1]の食物に関する性質のことである。動物は個体維持のために食物を食べるが、その種類や様式(食べ方)は、動物の種類によって異なり、非常に多様である。 食性による動物の分類食物の種類を区別する食性(food habit)と摂食の方法を区別する採食習性(feeding habit)があるが、これらはしばしば混同され「食性」としてひとくくりにされる[1]。 食性(食餌性)の違いによる動物の分類と、それに対応する摂食食物を示す。 英語の接尾辞 -vore はラテン語の vorāre (ウォラーレ。「eat、食う、むさぼる」の意)を語源とし、動物の食性(食餌性)の種類(食性による分類)を示す名詞を形成する。同様の意義の形容詞を形成するのには、接尾辞 vorous を使用する。 左から順に、和名(不明なものあり)、英語名、対応する摂食食物、備考(※)である。
研究85%の節足動物、6%の軟体動物、5%の脊椎動物を含む比例的にサンプリングされた1087分類群では、63%が肉食、32%が草食、3%が雑食で肉食性の分類群が多い[6]。この研究の筆頭著者の研究者は、最初の動物は肉食性であったとし、肉食性から草食への進化は、腸内で草を発酵させる腸内細菌叢(後腸発酵)、牛のように4つの胃をもつなどの特殊な内臓の進化、反芻・食糞などが必要であり、進化のハードルが高いことを示唆しているとしてる[7]。 脚注注釈出典
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