願成寺 (伊賀市)
願成寺(がんじょうじ)は、三重県伊賀市上野農人町にある、真言宗豊山派の仏教寺院。山号は遍光山(へんこうざん)、院号は愛染院(あいぜんいん)。本尊は愛染明王。 歴史文治・建久年間(1185年 - 1199年)京都醍醐寺の寛深僧正が、後鳥羽天皇(在位1183年 - 1198年)の病気平癒祈願を、この地で行い平癒したことにより、天皇の命で寛深の信憑する、鏡覚阿闍梨を開基として、堂宇を建立したと伝わるが、天正の兵火により焼失している。その後寛文年間(1661年 - 1673年)に、実恵法印により再興され現在に至っている。 松尾芭蕉故郷塚当山は俳諧松尾芭蕉家代々の菩提寺となっている。芭蕉は元禄7年(1694年)10月12日、旅の途中大坂で亡くなり、門弟らにより大津の義仲寺に葬られ、伊賀上野の門弟 服部土芳(蓑虫庵主)と貝増卓袋が、形見に芭蕉の遺髪を持ち帰り、松尾家の墓所に納め、後に故郷塚が築かれた。現在の場所に移されたのは芭蕉50回忌の元文3年 (1738年)の時と伝えられている。芭蕉没後伊賀の門弟達により、毎年「しぐれ忌」を催し今日まで続いている。ここ故郷塚には尾崎紅葉、川端康成ら多くの文人墨客が訪れている[1]。 文化財伊賀市指定記念物年中行事周辺
アクセス
脚注
参考文献
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