青い鯉のぼりプロジェクト
青い鯉のぼりプロジェクト(あおいこいのぼりプロジェクト)は、宮城県東松島市大曲浜で開催[1] される子どもたちのための鎮魂のプロジェクト。現状は「祭り」とはニュアンスが異なるため、あえてプロジェクトと呼称される。 ただし、100年先にこの時代の出来事を伝える祭りになることを願っており、10回目の掲揚(2020年)を目処に「青い鯉のぼりまつり」などに変わる可能性も検討している。 概要2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって引き起こされた1000年に1度という大津波で被災した東松島市で、当時高校2年生だった青年の家族の命が奪われた。その中に享年5歳の弟もいた。震災から数日経って、瓦礫だらけの自宅の庭から一匹の青い鯉のぼりを見つけた青年は、亡くなった弟が大好きだった鯉のぼりを「皆のことはいつまでも忘れない。」という想いで空に掲げた。以来、全国に呼びかけて青い鯉のぼりを、青年の弟や同じ東日本大震災で亡くなったこども達のために、亡くなったこども達が寂しくない様にと、東松島市の街や人々の復興のシンボルとして、鎮魂の意味をも込めて掲揚するイベントに育っていった[2]。2012年からは仮設住宅に暮らす元住民のお年寄りなどに呼びかけ、一人ではなかなか足を運べなかった故郷の大地で、全国から集まったボランティアと共に鯉のぼりの取り付け作業や炊き出しを行い故郷に腰を下ろしみんなで語らう「青い鯉のぼりの下に腰を下ろす会」も開催され、5月5日の子供の日には鎮魂の和太鼓の演奏なども行なわれる[3]。 沿革
開催時期
会場
主催青い鯉のぼりプロジェクト事務局[2] アクセス脚注
関連項目外部リンク座標: 北緯38度25分52.7秒 東経141度13分14.7秒 / 北緯38.431306度 東経141.220750度 |