電子機器組立て技能士
電子機器組立て技能士(でんしききくみたてぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会(問題作成等は中央職業能力開発協会)が実施する、電子機器組立てに関する学科及び実技試験に合格した者をいう。 また、技能オリンピックなども開催されており、日本企業も参加している。 概要電子機器組立て及びこれに伴う修理に必要な技能を見極める検定試験で、有線通信機器、無線通信機器、工業計測器、卓上電子計算機、テレビなど、電子回路を内蔵しているあらゆる機器について共通する、基本電子回路の技能が問われる。 おもにプリント配線にトランジスタ、ダイオード、ICなどを取り付け、端子間に配線、束線を施し、ハンダ付けをする作業を対象にしている。 等級には、特級及び1級~3級まであり、特級は管理者または監督者が通常有すべき技能の程度、1級~3級はそれぞれ上級技能者、中級技能者、初級技能者が通常有すべき技能の程度と位置づけられている。 平成16年度より3級に合格している高校生は在学中に2級を受検することができるようになり、平成17年度には高校生で初めての「2級電子機器組立て技能士」、平成18年度には女子高生第1号の「2級電子機器組立て技能士」が誕生した。 受検資格
※職業訓練歴や学歴により実務年数は異なる。 試験内容学科試験試験形式
試験科目
実技試験特級
1級
2級
3級
取得後の称号技能検定に合格すると等級に応じて技能士の称号が付与される。名刺やホームページなどに資格を表記する際には「特級電子機器組立て技能士」、「1級電子機器組立て技能士」、「2級電子機器組立て技能士」、「3級電子機器組立て技能士」のように等級を明示する必要がある。等級の非表示、等級表示位置の誤り、職種名の省略表示などは不可である。 なお、職業能力開発促進法により、電子機器組立て職種の技能検定に合格していない者が電子機器組立て技能士と称することは禁じられている。 過去の実施状況受検者数
合格率
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