陣屋町(じんやまち)は北海道室蘭市の地名。陣屋町一丁目から五丁目の町がある。住居表示実施済み。郵便番号は050-0067。かつて同名の字が存在した。
地理
室蘭市の西部に位置し、西から北に崎守町、東に幌萌町と接し、南に室蘭港と面する。
河川
海洋
地域の特徴
室蘭市の都市計画マスタープランでは蘭北地域に属する[4]。
大部分は鷲別岳の裾野に広がる丘陵地であり、谷あいに住宅地があり、その中心をポロペケレオタ川が南西流する。南部をJR北海道 室蘭本線が横断し、その南側を国道37号が走る。国道37号より南側は埋め立て地であり、ENEOSの石油タンクが立ち並ぶ。また南の対岸、祝津町とを結ぶ白鳥大橋(白鳥新道)の陣屋ランプがあり、北海道道127号室蘭インター線に接続する。北海道道127号室蘭インター線は町域の丘陵地帯を北東に走り抜け道央自動車道の室蘭ICに接続する。
二丁目に室蘭市民俗資料館 とんてん館,稲荷大明神,東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡、三丁目に室蘭市消防署 蘭北支所,陣屋町会館、白鳥新道 陣屋ランプがある。
歴史
1934年(昭和9年)東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡が国指定史跡となり、1954年(昭和29年)石碑を建立[5]、1968年(昭和43年)から5年がかりで土塁と堀の修復や屋敷跡の平面復元が行われた[6]。三丁目には1948年(昭和23年)開校の室蘭市立陣屋小学校があった[5]が、2018年(平成30年)に室蘭市立本室蘭小学校、室蘭市立白鳥台小学校と統合して室蘭市立白蘭小学校となり、閉校した[7]。1953年(昭和28年)国鉄 室蘭本線 陣屋町駅開設。当初は旅客の取り扱いのある一般駅であったが、1970年に旅客営業を停止、貨物駅となった。2008年(平成20年)のダイヤ改正では貨物列車の設定も消滅、その後は廃車車両や譲渡車両の拠出などに利用されている。
地名の由来
盛岡(南部)藩の出張陣屋跡であったことによる[5]。
沿革
町名の変遷
実施内容
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実施年月日
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実施後
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実施前
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字名改正
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1929年(昭和4年)10月16日
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陣屋町(字)
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輪西村(大字)の小字、 ベキリウタ,ペケレオタ,ホロモイ,ベキリウタ奥,ポロベキリウタ,ポンベキリウタ,沢奥[8]
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町名新設
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1967年(昭和42年)7月1日
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陣屋町
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陣屋町(字)
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町名新設 住居表示
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1967年(昭和42年)7月1日
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陣屋町一丁目
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陣屋町の一部[10]
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陣屋町二丁目
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陣屋町の一部[10]
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陣屋町三丁目
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陣屋町の一部[10]
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陣屋町四丁目
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陣屋町の一部[10]
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陣屋町五丁目
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陣屋町の一部[10]
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世帯数と人口
2023年(令和5年)12月31日現在(室蘭市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町
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世帯数
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人口
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陣屋町一丁目
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-世帯
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-人
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陣屋町二丁目
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97世帯
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173人
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陣屋町三丁目
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117世帯
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210人
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陣屋町四丁目
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117世帯
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222人
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陣屋町五丁目
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24世帯
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46人
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計
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355世帯
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651人
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人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年)
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324世帯
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[11]
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2000年(平成12年)
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359世帯
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[12]
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2005年(平成17年)
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349世帯
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[13]
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2010年(平成22年)
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337世帯
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[14]
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2015年(平成27年)
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333世帯
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[15]
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2020年(令和2年)
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316世帯
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[16]
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学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[17]。
町
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街区
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小学校
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中学校
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陣屋町一丁目
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全域
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室蘭市立白蘭小学校
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室蘭市立本室蘭中学校
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陣屋町二丁目
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全域
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陣屋町三丁目
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全域
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陣屋町四丁目
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全域
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陣屋町五丁目
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全域
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交通
鉄道
バス
道南バスが路線バスを運行する。
道路
施設
役所・公的機関
公共施設
文化施設
寺社
公園
史跡
脚注
注釈
- ^ 新室蘭市史 第2巻によれば「町名地番を整理する新住居の実施は、…四十二年(一九六七)七月の第五次整理をもって一応完了した。これによって五十町九十一丁に統合整理された…」となっている[9]。1967年7月1日時点での町を数えると、陣屋町も含めなければ50町にならないため、1967年7月1日の第五次整理にて町として成立したと考えられる。
出典
- ^ a b c “町別の人口と世帯数(日本人のみ)”. 室蘭市 (2024年1月4日). 2024年2月27日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2024年2月27日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2024年2月27日閲覧。
- ^ “室蘭市都市計画マスタープラン”. 都市建設部都市政策推進課都市政策推進係. 2023年10月8日閲覧。
- ^ a b c d 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 1.北海道 上巻』角川書店、1987年、762頁。ISBN 4040010116。
- ^ “東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡”. 室蘭市教育部生涯学習課. 2024年2月27日閲覧。
- ^ “室蘭市立小学校・中学校一覧”. 2024年2月27日閲覧。
- ^ a b 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、110頁。
- ^ 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、111頁。
- ^ a b c d e f “自治省告示第26号”, 官報 (国立印刷局) 第15614号, (1979-02-05)
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ “室蘭市内小中学校通学区域”. 室蘭市 教育部・学校教育課. 2024年2月28日閲覧。
関連項目
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祝津地区 | |
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中央地区 | |
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母恋地区 | |
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輪西地区 | |
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東地区 | |
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中島地区 | |
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高砂地区 | |
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本輪西地区 | |
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白鳥台地区 | |
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廃止された町字名 |
- 大字輪西村
- 大字絵鞆村
- 大字元室蘭村
- 大字千舞鼈村
- 大字札幌通
- 港町
- 泉町
- 大町
- 公園町
- 開運町
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