阿波神社
阿波神社(あわじんじゃ)は、徳島県鳴門市大麻町池谷に位置する神社。旧社格は県社 (官幣大社列格が内定していた)。境内には宮内庁管轄の土御門天皇火葬塚がある。 歴史土御門天皇は承久の乱後、(1221年承久3年)に土佐国へ遷幸、1223年(貞応2年)にはさらに阿波国に移り、約9年後の1231年(寛喜3年)に崩御し、その行在所は守護所に近い勝瑞(藍住町)に比定する説がある。人々は土御門天皇火葬塚の北に通称「天皇さん」と呼ぶ土御門天皇社を奉祀、阿波志には「土御門天皇廟 池谷村天皇山南麓に在り」とみえる。その後、1875年(明治8年)に丸山神社と改称(鳴門市史上)。 1940年(昭和15年)には紀元二千六百年記念行事として、社名を阿波神社に改め、火葬塚の北東に隣接する現在地に新たに社殿を造営した。県民挙げての奉賛と勤労祀仕によって1943年(昭和18年)に竣工し、本殿座祭を斎行、県社に列した。また、同年県議会の議決により官幣社列格の奏上書を提出し、最高位の官幣大社に列されることが内定していたが、終戦後の近代社格制度の廃止により正式な列格とはならなかった。 祭神祭事交通脚注
参考文献
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