長谷川 博一(はせがわ ひろかず、1959年5月10日 - )は、日本の心理学者。一般社団法人こころぎふ臨床心理センターセンター長。公認心理師、元臨床心理士(2017年9月1日まで)[1]。東海学院大学元教授。愛知県名古屋市出身。
人物
南山大学在学中、学生相談室で山中康裕と出会ったことで心理学を志す。心理学者として刑事事件における被告の精神鑑定を務める[2][3]。また、他の殺人事件[4]の被告らにも独自に接見し[2][5]、その一部は著書にまとめられている[6]。
カウンセラーとして、東ちづる、柳美里のカウンセリングも行う[7]。2012年に東海学院大学を退職後、こころぎふ臨床心理センターを設立。「親子連鎖を断つ会」も主宰し、虐待問題にも取り組んでいる[8]。
近年は発達障害の検査と心理支援に力を入れている[9]。
経歴
著書
単著
- 『子どもたちの「かすれた声」-スクールカウンセラーが読み解く「キレる」深層心理-』(日本評論社、1998年)
- 『新版 子どもたちのかすれた声-キレる深層心理を読み解く-』(樹花舎、2005年)
- 『たましいの誕生日-迷えるインナーチャイルドの生きなおしに寄り添う-』(日本評論社、1999年)
- 『こんにちは、メンタルフレンド-ひきこもりの子どもの心を開き、家族をも開く支援システム-』(日本評論社、2000年)
- 『しつけ-親子がしあわせになるために-』(樹花舎、2002年)
- 『たすけて! 私は子どもを虐待したくない』(径書房、2003年) 『虐待する私を誰か止めて!』(光文社知恵の森文庫、2012年)
- 『よい子になりたい-少女の心に棲みつく悪魔-』(樹花舎、2003年)
- 『カウンセリングマインドの重要性-学校臨床の現場から-』(樹花舎、2004年)
- 『あのとき、本当は……-封印された子どもたちの叫び-』(樹花舎、2004年)
- 『断ち切れ! 虐待の世代連鎖-子どもを守り、親をも癒す-』(樹花舎、2004年)
- 『お母さんはしつけをしないで』(草思社、2005年)のち文庫
- 『あなたはダメな子じゃない-「私の子育て失敗かも……」というお母さんのためのマニュアル-』(主婦の友社、2006年) 『ダメな子なんていません-ダメな親もいません-』(新潮文庫、2009年)
- 『わが子の気持ちがわからない-思春期の子育て-』(PHP文庫、2008年)
- 『親と子の気持ちを結ぶ 魔法のしつけ』 (PHP文庫、2008年)
- 『お母さん、「あなたのために」と言わないで 子育てに悩むすべての人への処方箋』(草思社、2010年)
- 『殺人者はいかに誕生したか 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く』(新潮社、2011年)のち文庫
共著
- 『“私”はなぜカウンセリングを受けたのか―「いい人、やめた!」母と娘の挑戦』(マガジンハウス、2002年) 共著:東ちづる
- 『ファミリー・シークレット』(講談社、2010)共著:柳美里
- 『生きる—どんなにひどい世界でも』(主婦と生活社、2019)共著:茂木健一郎
脚注
外部リンク