鋳銭司鋳銭司(じゅせんし・ちゅうせんし)は、古代日本に置かれた令外官の一つ。銭貨鋳造をつかさどった。 職掌・沿革銭貨の鋳造を担った。持統天皇の時代に初めて置かれ、以後も名前を変えながら断続的に設置された。和同開珎鋳造時には催鋳銭司(さいじゅせんし)が置かれている。また819年から825年には鋳銭使が長門国に置かれ長門国司の職務も兼ねた。平安時代後期に貨幣鋳造が行われなくなると鋳銭司が設置されることもなくなった。 鋳造所は河内国、周防国、長門国などに設置され、特に周防・長門国の鋳銭司官人のために公廨稲を元にした「鋳銭司俸」と呼ばれる出挙稲が備後国・周防国に計5万6千束置かれていた。 職員
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