金名世
金 名世(きん めいせい)は中華民国、満州国の政治家。愛新覚羅氏、満州正藍旗の人。満州国では厚生部大臣などをつとめた。 事績北京国立法政大学を卒業。1922年(民国11年)、吉林延吉鎮守使署軍法官となる。1926年(民国15年)、吉林浜江鎮守使上校参謀長に任ぜられた。1931年(民国20年)、吉林の汪清県県長となった。 満州国成立後は、ハルビン特別市実業総局局長、吉林省公署警務庁庁長、間島省民政庁庁長を歴任した。1934年(康徳元年)12月、三江省省長に昇進している。1937年(康徳4年)7月1日、熱河省省長に異動した[1]。1940年(康徳7年)5月、新京特別市市長となる。1942年(康徳9年)9月28日、吉林省省長に移動した[2]。 1944年(康徳12年)4月、民生部大臣に起用された。翌年3月、民生部は厚生部に改組され、金名世がそのまま大臣をつとめている。 満州国滅亡後、金名世はソ連軍に逮捕される。後に中華人民共和国に引き渡され、撫順戦犯管理所に収監された。数年を経て特赦により釈放された。晩年は史料としての回顧文を書き残している。 1964年、死去。享年79。 注参考文献
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