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この項目では、長野県佐久市について説明しています。その他の用法については「金臺寺」をご覧ください。 |
金台寺 (こんだいじ)は、長野県佐久市にある時宗の寺院。山号は紫雲山、院号は来迎院。本尊は阿弥陀如来。
概要
弘安2年(1279年)、一遍が佐久伴野荘で踊念仏を始め、伴野時直が創建した。
天明年間の山門前の石柱に「一遍上人初開之道場」と刻まれている。境内には本堂、庫裡、山門、楼門があり、日限地蔵尊が祀られている。
文化財
重要文化財
- 『紙本著色一遍上人絵伝 巻第二』 - 宝暦7年(1757年)に総本山の清浄光寺から贈られた。鎌倉時代の模写本と推定され、佐久での踊念仏の場面が描かれている。遊行寺にあった原本全10巻は明治44年(1911年)に焼失している。
- 『他阿上人自筆仮名消息』 - 他阿上人から善光寺妻戸衆の始祖証阿弥陀に贈られたもの(内容の中には、同士討ちをして斬首刑となった武士に念仏を唱える話が見られる)。
※重要文化財2件は東京国立博物館に寄託されている。
佐久市指定文化財
※本節の出典:“指定文化財一覧”. 佐久市. 2020年3月14日閲覧。
参考文献
- 『信州の文化シリーズ 寺と神社』 1981年 信濃毎日新聞社
- 『探訪 信州の古寺 浄土教・日蓮宗』 1996年 郷土出版社