金と銀
『金と銀』(きんとぎん、ドイツ語: Gold und Silber)作品79は、フランツ・レハールが1902年に[1]作曲したウィンナ・ワルツ。演奏時間は約8分。 楽曲解説今日演奏されるレハールのワルツの多くは『メリー・ウィドウ・ワルツ』や『ルクセンブルク・ワルツ』など自作のオペレッタから編曲されたものが多いが、この『金と銀』はそれらとは生まれを異にしており、独立した管弦楽用ワルツとして誕生した。この曲は、1902年の謝肉祭の間に催されたパウリーネ・メッテルニヒ侯爵夫人主催の舞踏会のために作曲された。題名の「金と銀」とは、この舞踏会の課題名で、会場は銀色に照らされ、天井には金色の星が煌き、壁一面に金銀の飾りが付けられ、参加者も金銀に彩られた思い思いの装飾を纏っていたと伝えられる。今日では代表的なウィンナ・ワルツとして、ヨハン・シュトラウス2世などの作品とともによく演奏される。 初演1902年1月27日、ウィーンのゾフィエンザールにて行われた舞踏会でレハール自身の指揮で初演。 編成
構成導入部-第1ワルツ-第2ワルツ-第3ワルツ-コーダ 各ワルツには繰り返し指示があるものの演奏家の解釈によって省略されることも多い。
脚注参考文献
外部リンク
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