農林水産政策研究所(のうりんすいさんせいさくけんきゅうじょ、英語: Policy Research Institute,Ministry of Agriculture,Forestry and Fisheries、PRIMAFF)は、農林水産政策に関する総合的な調査及び研究を行なう研究所。略称は政策研。
概要
戦後間もない1946年に、前身となる農業綜合研究所(漢字制限のため1949年より農業総合研究所)が発足した。当時は農地改革が行われつつある中、戦後の激変する諸事情を科学的に分析することで日本農業を再建していく方途を見出すことが政策研究機関として期待されていた[1]。和田博雄農林大臣の要請により初代所長には東畑精一東大教授が就任した。
2001年の中央省庁再編に伴い、農林水産政策研究所へと改組された。
沿革
組織
- 所長
- 次長
- 企画広報室 - 企画科、交流情報課、広報資料課
- 政策研究調整官
- 政策研究調査官
- 総括上席研究官(国際領域、食料領域、農業・農村領域)
歴代所長
農業総合研究所所長
- 東畑精一:1946年11月30日 - 1956年6月25日
- 神谷慶治:1956年6月25日 - 1966年3月31日
- 綿谷赳夫:1966年4月1日 - 1970年12月16日
- 渡辺兵力:1970年12月16日 - 1975年7月16日
- 並木正吉:1975年7月16日 - 1979年4月1日
- 小山義夫:1979年4月1日 - 1983年4月1日
- 紙谷貢:1983年4月1日 - 1985年3月31日
- 榎勇:1985年4月1日 - 1987年6月1日
- 田中信成:1987年6月1日 - 1992年10月1日
- 片桐久雄:1992年10月1日 - 1994年6月10日
- 安橋隆雄:1994年6月10日
農林水産政策研究所所長
- 篠原孝:2001年4月1日 - 2003年10月16日
- 西尾健:2003年10月16日 - 2006年8月1日
- 小西孝蔵:2006年8月1日 - 2008年
- 齊藤登:2008年 - 2009年7月14日
- 長清:2009年7月14日 - 2011年8月15日
- 武本俊彦:2011年8月15日 - 2013年4月1日
- 渡部靖夫:2013年4月1日 - 2014年1月14日
- 吉村馨:2014年1月14日 - 2014年1月14日
- 山下正行:2014年7月22日 - 2015年10月1日
- 別所智博:2015年10月1日 - 2017年7月10日
- 佐藤速水:2017年7月10日 - 2018年8月1日
- 塩川白良:2018年8月1日 - 2019年4月1日
- 神山修:2019年4月1日 - 2021年3月30日
- 浅川京子:2021年4月1日 - 2023年7月3日
- 高橋孝雄:2023年7月4日 - 2023年12月31日[2]
- 内田幸雄:2024年1月1日[2] - 現職
脚注
参考文献
- 農業総合研究所 編『総研五十年 : 創立五十周年記念出版』農業総合研究所、1996年。
- 篠原孝「農林水産政策研究所の組織機構改革の経緯と概要(上)」『農林水産政策研究所レビュー』第2巻、農林水産省農林水産政策研究所、2001年、51-61頁。
外部リンク