超謎王
『超謎王』(ちょうなぞおう)とは、2000年にバンダイビジュアル株式会社が発売したクイズゲームである。1996年のクイズゲーム『謎王』の続編であり、クイズ問題は『謎王』と同様クイズ作家の道蔦岳史が監修している。1人用のテロリストモード、1人用のクイズ独房モード、1~2人用の思考対戦モードの3つで構成されている。 使用されるクイズ形式このゲームでは、以下のクイズ形式が用意されている。
テロリストモード1人用のモードである。主人公はテロリスト組織の一員となり、クイズを解きながら、謎に包まれたダンジョンを進む。塔で行われる怪実験を阻止するために、最後の敵を倒すのが目的となる。怪しい場所を調べると画面が切り替わりクイズの問題が出される。答えを間違うと主人公の体力ゲージが減少する[1]。 テロリストモードのプロローグある国で、密かに「Lullus」(ルルス)と呼ばれるシステムが開発されていた。しかし、このシステムはやがて「人類のあらゆる思考」を支配する機能を持つに至ってしまった。それの影響を危惧する者達が、その研究が行われているという「塔」を破壊し、Lullusの力を根絶するために集結した。「マインドクライマー」と呼ばれる彼らは、次々と塔に向かっていったが、誰一人として生きて帰ってくることはなかった。そして、とうとう司令官・情報収集担当・「彼」だけが残った。最後の刺客となる「彼」も、Lullusを根絶するため、塔にむかった……。 テロリストモードの進行このモードは、3D表示のダンジョンをひたすら突き進み、特定の場所で発生するクイズに課された「答破条件」をクリアしていくことで進行していく。失敗したら即死の可能性のエリアがあるが、クリアしたのにもかかわらず即死もある。一部、分岐点があり近道は難易度が高め、遠回りは難易度が低めとなっている。
ダンジョンは12のエリアに分割されており、そのエリアのゴールにたどりつく、あるいはそのエリアで行われるクイズをクリアすることで、セーブが可能である。 ライフこのモードでは、ライフ制度が導入されている。ライフの残量は横向きの棒グラフ、あるいはパーセントで表記される。0%になった時点でゲームオーバーになるので、プレイヤーは、極力ライフを減らさないように進まなければならない。ライフが減らされるのは、以下のケースである。
前述したとおり、「白のカード」を使えばライフを回復することができる。 新世界このモードのエリア1からプレイを始めるモード。最初は、このモードを選んでゲームを開始する。 続世界セーブした時点での「プレイ時間」「アイテムの所持数」「ライフ」「正解率」を保持したまま、セーブしたポイントから、ゲームを再開できる。 回想テロリストモードでは、要所で「塔」「Lullus」に関連したムービーを見ることになる。回想は、これらのムービーを再生することが可能である。ただし、見たことがないムービーを見ることはできない。エンディングはABCの3つあるが、どういう条件で発生するかは不明。 暗号テロリストモードをクリアすると、テロリストモード内にこのモードが追加される。このモードでは、自身のイニシャルなどを入力すると、あるアルファベット2文字のパスワードに変換されて表示される。これは、『EMOTION』2000年お年玉キャンペーンで抽選で、バンダイビジュアルより人気アニメ・映画のDVD、ビデオ等のEMOTIONソフトを無料で差し上げる特製ギフト券がもらえる(2000年3月末日まで)。 クイズ独房モード1人用のモードである。このゲームに収められている4000問の問題に挑戦することができる。選べる出題形式は、以下の5種類[1]。
このモードにおいては、一度正解した問題は、再び出題されることはない。過去に不正解した問題は、正解するまで出題されつづける。こうして、「各形式におさめられた全部の問題」に正解することが目的である。ただし、このモードではセーブが一切できない。一度電源を切ったり、他のモードに移動したり、リセットしてしまうと、最初からやり直しとなる。 思考対戦モード1人用、あるいは2人用の早押しクイズを楽しむことができる。正解すれば相手を攻撃でき、体力ゲージの残量が先にゼロになってしまった方が負けとなる。コンピューターは3段階の強さからレベルを選択できる[1]。 単独対戦1人用のモードである。このモードでは勝利条件と敗北条件が以下のように固定されている。
テロリストモード同様に、出題ジャンルは自分の手で設定することが可能である。プレイヤーは、以下の3名から対戦したい者を選んで、挑戦することができる。いずれも制限時間は1問10秒。
相互対戦2人用のモードである。コントローラーが2つ必要。このモードでも、勝利条件と敗北条件が以下のように固定されている。
テロリストモード同様に、出題ジャンルは相手との相談のうえで、好きなものに設定することが可能である。プレイヤーは、以下の3つのモードから使いたいモードを選び、そのルールにのっとって対戦することができる。
キャスト起動人格
シゲヒコ派
タカアキ派
マインドクライマー
主題歌「イシトシノワ」歌:AKIKO 脚注出典 |