豊見城警察署(とみしろ[1]けいさつしょ)は、沖縄県豊見城市(とみぐすくし)瀬長にある沖縄県警察管轄の警察署である。管轄は豊見城市と那覇市小禄地区および那覇空港である。
所在地
管轄区域
沿革
沖縄県内でもっとも事件・事故件数が多く、かつ全国の警察署の中でも110番の通報件数がかなり多い那覇警察署のひっ迫を解消するため、1997年(平成9年)に島尻郡豊見城村(現在の豊見城市)瀬長に設置した。庁舎は鉄筋コンクリート4階建てで、1996年10月から総工費13億円で建設された[2]。
10月22日に開署式が行われた[3]。管轄区域を那覇市小禄支所管内と山下・奥武山・垣花3町、そして豊見城村を那覇警察署から分離した。
当初は現在地の近くである那覇市小禄地区(具志・高良あたり)に「那覇南警察署」という名称で設置を検討していたが、当時市制移行を予定していた豊見城村の警察署設置要望が強かったため、設置場所を那覇市内から豊見城村(現在の豊見城市)に変更し、現在の名称となった。
署長
歴代の豊見城警察署長
代 |
氏名 |
在任期間 |
階級 |
前職 |
後職
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1 |
喜久山盛仁 |
1997.10.21 - 1999.05.17 |
警視 |
警務部参事官兼豊見城署準備室長 |
警備部上席参事官
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2 |
比嘉誠賢 |
1999.5.17 - 2001.2.22 |
警視 |
生活安全部参事官兼地域課長 |
警察学校長
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3 |
山入端辰次 |
2001.2.22 - 2003.3.18 |
警視 |
総務課長 |
刑事部参事官兼捜査1課長事務取扱
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4 |
天願憲三 |
2003.3.18 - 2005.2.10 |
警視 |
広報相談課長 |
交通部参事官兼交通企画課長事務取扱
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5 |
古波蔵正 |
2005.2.10 - 2006.3.16 |
警視 |
地域課長 |
警務部付・異動待機
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6 |
石新政英 |
2006.3.16 - 2008.3.17 |
警視 |
警備2課長 |
刑事部統括官
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7 |
前花廣志 |
2008.3.17 - 2009.3.16 |
警視 |
生活安全部安全安心統括官 |
警察学校長
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8 |
池村松雄 |
2009.3.16 - 2011.3.17 |
警視 |
交通部参事官兼交通企画課長事務取扱 |
退職
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9 |
大屋芳夫 |
2011.3.17 - 2012.3.23 |
警視 |
警備部参事官兼機動隊長 |
退職
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10 |
島憲和 |
2012.3.23 - 2013.3.27 |
警視 |
警備部参事官兼機動隊長 |
退職
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11 |
平良明一 |
2013.3.27 - 2014.3.28 |
警視 |
刑事部組織犯罪統括官 |
生活安全部安全・安心統括官
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12 |
森田治 |
2014.3.28 - 2015.3.16 |
警視 |
警務部参事官兼教養課長 |
退職
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13 |
田場広志 |
2015.3.16 - 2017.3.14 |
警視 |
刑事部組織犯罪統括官 |
退職
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14 |
仲村智成 |
2017.3.15 - 2018.3.29 |
警視 |
生活安全部参事官兼生活安全企画課長事務取扱 |
警察学校長
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15 |
東筋秀哲 |
2018.3.30 - 2019.3.10 |
警視 |
生活安全部安全・安心統括官 |
退職
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16 |
砂川喜久治 |
2019.3.11 - 2020.3.24 |
警視 |
刑事部組織犯罪統括官兼生活安全部参事官兼刑事部参事官兼警備部参事官 |
退職
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17 |
與儀淳 |
2020.3.25 - |
警視 |
生活安全部参事官兼生活安全企画課長事務取扱 |
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警察署周辺
交番・駐在所
- 山下交番(那覇市奥武山町)
- 小禄交番(那覇市小禄4丁目)
- 高良交番(那覇市具志1丁目)
- 豊見城中央交番(豊見城市字宜保)2012年8月22日、道路拡張工事に伴い上田交番を移転して新設した。[4]
- 那覇空港警備派出所(那覇市鏡水・那覇空港ターミナル内)
- 豊崎交番(豊見城市豊崎)2023年3月14日 開所
- 座安駐在所(豊見城市字座安)
かつて存在した交番、駐在所
脚注
- ^ 「警察、高校は「とみしろ」だけど…市は「とみぐすく」 認知度向上へ意見交換 豊見城市懇談会」『琉球新報』2016年11月28日付25面。
- ^ 「こちらも待望 豊見城署が完成 新設は12年ぶり 県内最大の広さ」『沖縄タイムス』1997年10月15日付朝刊21面。
- ^ 「豊見城署が本格始動 住民の要望に応えたい 喜久山初代署長開署式で決意」『沖縄タイムス』1997年10月22日付夕刊5面
- ^ 広報とみぐすく(2012年9月号 7頁)
外部リンク