豊川市民俗資料館
豊川市民俗資料館(とよかわしみんぞくしりょうかん)は、愛知県豊川市一宮町にあった郷土資料館。1974年(昭和49年)に開館し、2018年(平成30年)3月31日をもって閉館した[1]。 沿革宝飯郡一宮町で発掘された資料や、町に寄贈された民俗資料などを保管・展示するために、1967年(昭和42年)一宮町立一宮東部小学校の2教室を用いて郷土資料室が設置された[2]。より町民が見学しやすくするため、1974年(昭和49年)に一宮町役場が新築された際に、建物の一角に一宮町郷土資料館(いちのみやちょうきょうどしりょうかん)が開館した[2]。2006年(平成18年)2月1日に一宮市が豊川市に編入合併された際に、豊川市民俗資料館に改称している。 展示豊川市民俗資料館は民俗資料の収集・整理・公開を目的とする施設であり、4,000点を超える民俗資料を収蔵している[3]。養蚕関係用具、明治初年の氏子札、国府産をはじめとする三河土人形、砥鹿神社の宮司でもある国学者・草鹿砥宣隆の著作『祭典略祭文例附』、一宮町にあった私塾・宝山学校で使用された教本などがある[3]。2階展示室には寛政年間(1789年 - 1801年)に金沢町に建てられた釜屋式建物「佐久間家」の一部を移築復元している[2][3]。かつて釜屋式建物(釜屋造)は豊川流域と天竜川流域に見られたが、現在はほとんど見かけられなくなった[3]。 利用案内脚注外部リンク |