角宮神社
角宮神社(すみのみやじんじゃ)は、京都府長岡京市にある神社である。旧社格は村社。式内名神大社「山城国乙訓郡 乙訓坐大雷神社」の論社である(他の論社は向日神社(向日市)に合祀された「火雷神社」)。 祭神火雷神(ほのいかづちのかみ)を主祭神とし、玉依姫命・建角身命・活目入彦五十狹茅尊・春日神を配祀する。 「乙訓坐火雷神」については『山城国風土記』の賀茂神社縁起で、賀茂建角身命の子の玉依姫命が、火雷神が化身した丹塗矢によって懐妊し、賀茂別雷命が生まれたと記されている。賀茂建角身命と玉依姫命は下鴨神社の、賀茂別雷命は上賀茂神社の祭神である。 歴史国史の初見は『続日本紀』大宝2年(702年)7月8日条で、その後も祈雨の神としてたびたび朝廷からの奉幣があった。 承久3年(1221年)の承久の乱で焼失し、長らく復興されないままになっていた。文明16年(1484年)、現在地に再興され、井ノ内の産土神とされた。明治6年(1873年)に村社に列格した。 |