西鉄バス久留米・筑後車庫(にしてつバスくるめ・ちくごしゃこ)は西日本鉄道(西鉄)の子会社である西鉄バス久留米・京町支社の車庫で、当車庫所属の車両は主に久留米市と筑後市を運行する路線を担当する。営業所内は車庫のみで、給油や整備は京町支社(縄手車庫・縄手工場)、点呼や精算業務も京町支社で行っている。
所在地
- 所在地:福岡県筑後市尾島字船小屋191番地
- 最寄りバス停:船小屋
- 営業所表記:【○京】
沿革
かつては西鉄八女自動車営業所(西鉄バス久留米・八女支社)と共同で荒尾車庫(熊本県荒尾市)が当営業所の車庫となっていた時期もあったが、のちに西鉄大牟田自動車営業所(現在の西鉄バス大牟田)に移管され、荒尾営業所(のちの西鉄バス大牟田荒尾支社)となった。[1]
管轄路線
久留米 - 大牟田線(船小屋線)
- 主に旧国道209号・国道209号を通る。本数は、最も本数の多い西鉄久留米 - 羽犬塚駅前間で基本30分間隔で運行される。久留米市街地においては聖マリア病院を通る唯一の路線であることと、鉄道(JR鹿児島本線)から遠い場所を通るので、利用者は多い。幕の色は黄緑色。
- かつては久留米 - 大牟田間を運行していたが、2001年5月に船小屋で系統分断され、船小屋以南は2004年4月1日に路線廃止となった。2011年3月12日の九州新幹線鹿児島ルート全線開通とともに筑後船小屋駅が開業するのに合わせ、約1km先の筑後船小屋駅まで運転されるようになり[2]、延伸当初はほぼ半分に当たる25往復が筑後船小屋駅前まで運転されていたが、現在は羽犬塚駅発着便の設定により減便となった。
- 前述の船小屋分断から筑後船小屋駅開業まで、全ての便がJR久留米駅~船小屋の通し運転を行っていたが、2011年のダイヤ改正で船小屋行きと筑後船小屋駅が毎時2本ずつ運転されるようになった。しかし2014年のダイヤ改正で減便と区間縮小が行われ、日中は羽犬塚駅行き、船小屋行き、筑後船小屋駅行きがそれぞれ毎時1本ずつという形態に変わり、西鉄久留米発着便も設定された。更に羽犬塚駅行きが削減され、平日の場合は53番を含んでも船小屋行き、筑後船小屋駅行きが毎時1本ずつという形態となっている時間帯が大半である。2022年3月19日実施のダイヤ改正では羽犬塚駅前以遠が減便となり、現状は羽犬塚駅前行きと船小屋行き・筑後船小屋駅前行きを交互に運行する形態となっている。JR久留米駅行きは西鉄久留米→JR久留米駅で、行先番号1番で運行する。
- ■ 53
- JR久留米駅 - 荘島 - 六ッ門・シティプラザ前 - 西鉄久留米 - 広又 - 聖マリア病院 - 聖マリア病院前駅 - 野伏間 - 高良台 - 赤坂 - 筑後自動車免許試験場 - 羽犬塚駅前 - 船小屋 - 筑後船小屋駅
- 50番のうち上町~羽犬塚小学校前間で免許試験場構内へ乗り入れるもので、2016年4月1日のダイヤ改正で新設された。平日日中のみ運行。JR久留米駅行きは始発地→筑後自動車免許試験場前間のみ53番として、上町→広又は50番、西鉄久留米→JR久留米駅は1番として運行する。上下共に始発1本は船小屋発着、下りの羽犬塚駅前止め1本を除き、全て筑後船小屋駅前発着である。
西牟田線
- ■ 55
- JR久留米駅 - 市役所前 - 西鉄久留米 - 花畑 - 西町 - 南町 - 藤光一丁目 - 野伏間 - 荒木駅前 - 久富 - 筑後市役所前 - 羽犬塚駅前
- 主に県道89号を経由する路線。1日4往復運行。久留米 - 筑後市間においては、50番より本数が少なく遠回りとなるが、運賃は同じである。西鉄久留米→JR久留米駅では、行先番号3番として運行する。
- 以前は、路線の途中にある横小路(よこしょうじ)停留所で折り返す便もあったが、現在はすべて羽犬塚駅までの運行である。2017年3月に御井町支社から筑後車庫へ移管された。
久留米市内線
以下の路線は基本的に本社および京町支社(本所)による運行だが、一部便においては当車庫所属の車両により運行されている。ただし、直行1番のみ当車庫単独運行。50番・53番の間合い運用となるため、全て西鉄久留米発着となる。
- 2016年4月1日のダイヤ改正で平日朝1本のみ新設された。上記停留所のみ停車。
- ■ 1/1-1
- ■ 7
- 西鉄久留米 - 文化センター前 - 十三部 - 船塚 - 競輪場口 - 附設高校前 - 信愛学院
- ■ 直行7
- いずれも一部時間帯の一部便を担当。
車両
使用機器
- 運賃表示器、カードリーダー、運賃箱はレシップ製を使用。
脚注
座標: 北緯33度11分6.6秒 東経130度30分10.9秒 / 北緯33.185167度 東経130.503028度 / 33.185167; 130.503028