裸参り裸参り(はだかまいり)とは、晒(又は褌)に草履(又は草鞋)など軽微なものを身に着け裸に近い格好で神社などにお参りする年中行事のことである。現在はお参り先の多くが神社だが、かつてはお寺など神社以外の場所であったことも少なくない。 裸参りと裸祭り裸参りと裸祭りはよく混同され使われることが多いが、その境界線ははっきりしていない。 裸参りは12月中旬から1月中旬までの年神様をお迎えする年中行事に関連し実施されている伝統行事であることが多く、特に宮城県では1月14日あたりに集中している。 小正月に行われるどんと祭や牛越祭の裸参り・裸祭りは東日本に多く、夏祭り・秋祭りに裸祭りが行われるのは西日本と太平洋側の県に多いという地域的な棲み分けが見られる。[1] 宮城県内では、大崎八幡宮のどんと祭で行われる裸参りが他地域にも広がった。[1] 裸参りの呼称裸参りは、年代により地域により様々な呼び方で表現されてきた。[2]
東北各地の裸参り[3]括弧内に開催日を示す。 青森県
秋田県
岩手県
山形県
福島県宮城県
東北地方以外の裸参り
仙台裸参り仙台裸参りは、藩政時代末期(1850年以降)より前には始められていたと考えられる。仙台の酒蔵酒造りには古くより南部杜氏(三大杜氏のひとつ)が大きくかかわってきた。岩手県において裸参りを継承してきた紫波町青年団によると、この南部杜氏が地元で裸参りを行っていた。この神事が杜氏として訪れた仙台の地で伝播され現在の仙台裸参りに至ったと言われている[要出典]。 また、仙台裸参りは全国で初めて大崎八幡宮が松焚祭(どんと祭)と裸参りを1月14日に行ったことから、広く県下に広まったとされる。そのため、宮城県下に限っては裸参りに実施日は1月14日に集中している。 出典
参考文献
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