荻浜村(おぎのはまむら)は、昭和30年(1955年)まで宮城県牡鹿郡の南東部にあった村。現在の石巻市荻浜・折浜・狐崎浜・小竹浜・小積浜・侍浜・竹浜・田代浜・牧浜・月浦・福貴浦・桃浦 にあたる。
概要
荻浜港を中心に集落が密集しており、明治初期は日本郵船の内航船の寄港地であった。村の北西の月浦は支倉常長のローマへの出航地である。
沿革
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制施行にともない、荻浜・折浜・狐崎浜・小竹浜・小積浜・侍浜・竹浜・田代浜・牧浜・月浦・富貴浦・桃浦の計12か村が合併して荻浜村が発足。
- 昭和30年(1955年)4月10日 - 石巻市に編入。
行政
代 |
氏名 |
就任 |
退任 |
備考
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1 |
真田保 |
明治22年(1889年)5月31日 |
明治31年(1898年)2月28日 |
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2 |
星廉延 |
明治31年(1898年)5月16日 |
明治37年(1904年)12月18日 |
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3 |
矢野惟理 |
明治38年(1905年)1月21日 |
明治40年(1907年)6月22日 |
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4 |
後藤七郎兵衛 |
明治40年(1907年)7月23日 |
明治41年(1908年)1月22日 |
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5 |
加賀卯之助 |
明治41年(1908年)4月13日 |
大正5年(1916年)4月15日 |
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6 |
杉浦留太郎 |
大正5年(1916年)5月13日 |
昭和10年(1935年)9月24日 |
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7 |
大森兵右ェ門 |
昭和10年(1935年)11月30日 |
昭和13年(1938年)8月27日 |
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8 |
杉浦一雄 |
昭和13年(1938年)10月26日 |
昭和21年(1946年)11月30日 |
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9 |
杉山長五郎 |
昭和22年(1947年)4月6日 |
昭和30年(1955年)4月9日 |
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教育
- 荻浜村立荻浜小学校
- 荻浜村立東浜小学校
- 荻浜村立田代小学校
- 荻浜村立荻浜中学校
- 荻浜村立東浜中学校
- 荻浜村立田代中学校
石巻市との合併
牡鹿郡荻浜村が石巻市と合併する際、「渡波町との同時合併」が枠づけられたが、渡波町の合併に対する態度未決定のあおりをうけて、石巻市との合併が遅延しており、鮎川町・大原村から合併勧誘が行われた。しかし、石巻市との合併を望んでいた荻浜村は1955年3月23日に荻浜村代表を石巻市に派遣し、渡波町抜きでの合併を要望し、石巻市議会で石巻市荻浜村合併促進協議会が設置され、1955年4月10日に荻浜村は石巻市に吸収合併された。
脚注
参考文献
- 『宮城県町村合併誌』(宮城県地方課、1958)
- コンサイス日本地名事典 <第3刷> 編:三省堂編修所、出版:株式会社三省堂、1989年12月15日第3刷発行。
- 石巻市史編さん委員会 編『石巻の歴史通史編』 2巻、凸版印刷、1998年3月31日。
関連項目