興福院 (柏市)
興福院(こうふくいん)は、千葉県柏市にある真言宗豊山派の寺院。 歴史大同年間(806年 - 810年)に開山された。その後、1263年(弘長5年)に澄尊によって中興された。その際に「無薬院」から「興福院」に改称した[1]。 1579年(天正7年)、手賀城の城主原胤親は当院で戦勝祈願し、成就することができた。これにより原家は檀家となり、土地等が寄進された。しかし、1590年(天正18年)、小田原合戦で手賀城は落城、当院も焼失した[1]。 江戸時代初期、長運が旧手賀城二ノ丸跡地の現在地に移転し再興させた[1]。 江戸時代は、西光院・明王院・千手院・花下院・宝寿院・福蔵院・南蔵院・弘誓院(以上、柏市)・延命寺・東光院(以上、白井市)・龍泉寺(我孫子市)の末寺を擁していた。明治以降に廃寺や活動停止状態になっている寺もある。これらの廃寺の仏像は当院に移されている[1]。 当院の本尊は十一面観音である。弘法大師空海の作とも運慶の作とも伝えられており、現在は秘仏である[1]。 交通アクセス
脚注参考文献
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